侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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256: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 13:04:14.93 ID:gk2TE+8k0

パステル色の旋風がガチグマを攻撃する。


 「…グマ」
理亞「悪あがき……! そんな技じゃ、ガチグマには通用しない!!」


イーブイの技じゃ威力が足りないのも、ライボルトの電撃が通用しないのもわかってる。

だから──


侑「ライボルトッ!!!!! 山頂方向に向かって、“かみなり”ッ!!!!!」
 「ライボォォォォォッ!!!!!!!!!」


直後──山頂方向から、凄まじい雷轟が周囲の空気を震わせる。


理亞「……!?」
 「グマァッ!!!?」


溜まりに溜まりきった、電気たちを──“かみなり”によって、ここよりもっと上の方に落とした。

“かみなり”による、衝撃波が山を揺らし……さらに、熱によって──雪が溶ける。

直後──ゴゴゴゴゴゴゴッという地鳴りのような音が山頂側から響いてくる。


理亞「この音……まさか……!? ……雪崩!?」


理亞さんは、この山に慣れているからか、音ですぐに気付いたようだ。

そう、私は──“かみなり”で雪崩を誘発した。数秒後にはここに雪崩が到達する。

でも、これだけじゃ足りない……ガチグマに有効なのは──水だ。

イーブイの技で、威力が足りないなら──大量の水を作ってぶつけるしかない……!!


侑「ライボルトォッ!!! イーブイッ!!! 私のことは構わなくていいっ!! 全力全開でっ、“オーバーヒート”ォッ!! “めらめらバーン”ッ!!」
 「ライボォォォォォ!!!!!!」「ブーーーーィィィィィ!!!!!!」


ライボルトとイーブイが──全力で熱波を発すると、気温が氷点下から一気に上昇し、周囲の雪が一気に溶け始める。


侑「……っ゛!!」


身体が燃えるんじゃないかという熱波の中で……もし、雪崩の雪を── 一気に溶かしたらどうなるか?

雪は溶ければ──水になる……!!


理亞「……なっ!?」


雪崩が溶け、大量の鉄砲水になって、私たちのもとへと猛スピードで押し寄せてくる。


理亞「……!? ガチグマ、逃げ──」
 「グマ…!!?」


一気に押し寄せてきた鉄砲水に、私もライボルトもイーブイも、理亞さんもガチグマも、全員が押し流される。


侑「……っ!!」


鉄砲水に流される中、


 「──ライボッ」


ライボルトが私の服の袖を掴んで引っ張り上げる。



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