255: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 13:03:35.08 ID:gk2TE+8k0
リナ『侑さんっ!! お願い、立って!! 立って逃げなきゃ!!』 || > _ <𝅝||
侑「……っ」
リナ『諦めないで!!』 || > _ <𝅝||
侑「ぐ……ぅ……っ……」
そうだ、ここで諦めたら──なんのために修行したのか、わからないじゃないか。
身体に必死に力を籠める。だけど──ちょっと身体を持ち上げるのが限界で、すぐに崩れ落ちて、ぼふっと身体が雪に沈み込む。
侑「……く、そぉぉぉ……」
リナ『侑さんっ!!』 || > _ <𝅝||
あと、ちょっと……あとちょっとなのに……。
リナ『雪……!! 動くのに雪が邪魔なら、私がどける!!』 || > _ <𝅝||
リナちゃんがそう言いながら、私の腕を離れて、雪に突撃する。
侑「リナ……ちゃん……」
もちろん、リナちゃんに雪を掘る機能なんてない。新雪に板型の窪みが出来るだけ。
この状態で、辺り一面を新雪に囲まれた状態じゃ……。
侑「…………雪……?」
リナ『侑さん!! 這ってでも、逃げて! そしたら、きっとチャンスがあるはずだから!!』 || > _ <𝅝||
侑「……リナちゃん、私の腕に戻って……!」
リナ『侑さん!! 諦めないで!!』 || > _ <𝅝||
侑「違う! 作戦があるんだ!」
リナ『!?』 || ? ᆷ ! ||
侑「私から、絶対離れないで!!」
リナ『わ、わかった!!』 || ˋ ᇫ ˊ ||
リナちゃんが私の腕に装着されたのを確認する。
「──グマァァァァァァ!!!!!」
鳴き声が近い。もうガチグマはすぐそこに迫ってる。
なら、イチかバチか……!!
──さっき、ガチグマにいろんな攻撃を仕掛けたけど……その中で、少しでもリアクションがあったのは、“いきいきバブル”だけ。
侑「ライボルトッ!!! “じゅうでん”!!!」
「ライボォッ!!!!!」
ライボルトが周囲の雪から静電気を集束し始める。
理亞「──何をしようとしてるのか知らないけど、ガチグマに電撃は効かない!!」
理亞さんの声が聞こえる。本当に、もうすぐ傍に迫っている。
侑「イーブイ!! ガチグマに向かって、“きらきらストーム”!!」
「イーーーブィッ!!!!!」
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20