侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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250: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 12:59:59.21 ID:gk2TE+8k0

リナ『雪は正電荷を大量に帯電する性質があって、その帯電量は発電が可能なほどって言われてる。ライボルトは周囲の空気中の電気を“じゅうでん”して自分のパワーに出来る。これだけ雪に囲まれてたら、これくらいの出力になって当然』 || ╹ᇫ╹ ||

理亞「……っ」


リナちゃんの説明を聞いて、理亞さんが悔しそうに顔を歪めた。

本当に予想外の攻撃だったんだろう。……私も予想外だったし。

とにもかくにも、


侑「リナちゃん、ありがとう……! これで……理亞さんを追い詰めた……!」


私の手持ちは残りイーブイとライボルトの2匹。対する理亞さんはリングマ1匹だ。


理亞「…………」


理亞さんはボールを構える。


理亞「正直……この子はあまり人前に出すつもりはなかったんだけど」

侑「……?」

理亞「行くよ──ガチグマ!!」
 「──グマァァァ」

侑「え!?」

リナ『ガチグマ!?』 || ? ᆷ ! ||


リングマじゃ──ない……!?

その姿は確かにクマのようなポケモンだけど……大きな体躯に泥のようなものを身に纏っている。

私はポケモンの種類には詳しい方だと思っていたけど……このポケモンは今まで一度も見たことがないポケモンだった。


 「グマァァァァ」


低い鳴き声をあげながら、ガチグマと呼ばれたポケモンがのっしのっしとこちらに向かって登ってくる。


侑「ライボルト!! “10まんボルト”!!」
 「ラァィィィィ!!!!!」


ライボルトが発する“10まんボルト”は緩慢に動くガチグマには、いとも簡単に直撃するが、


 「…グマァァァ」


電撃は、確かにガチグマに当たったはずなのに、全くダメージを受けたような素振りを見せなかった。


侑「き、効いてない……!?」

リナ『ゆ、侑さん! ガチグマはじめんタイプがあるから、でんき技は効果がないよ……!』 || >ᆷ< ||

侑「じ、じめんタイプ……!?」

リナ『ガチグマ でいたんポケモン 高さ:2.4m 重さ:290.0kg
   リングマが 泥炭が 豊富な 環境で 進化した姿。 まとった
   泥炭は 非常に 頑丈。 鼻が とてもよく 匂いを たよりに
   埋まっているものを 探して 掘り当てることが できる。』

侑「リングマにさらに進化があったの……!?」


しかも、このタイミングでじめんタイプのポケモンが相手なんて、タイミングが悪すぎる……!?


理亞「ガチグマ! “10まんばりき”!!」
 「グマァァァァ」



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