248: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 12:58:54.87 ID:gk2TE+8k0
吹き飛ばされないように、必死に“ふぶき”に抵抗していると、
リナ『侑さん! 作戦、ある!!』 || ˋ ᇫ ˊ ||
耳元で、リナちゃんの声がした。
さっきまで、腕にくっついていたはずのリナちゃんがいつのまにか、自立飛行形態に戻って、私の耳元で喋っていた。
侑「リナちゃん……!? 吹き飛ばされちゃうから、腕に……!」
リナ『それよりも、作戦!!』 || ˋ ᇫ ˊ ||
侑「さ、作戦……!?」
リナ『むしろ、これはチャンス!!』 || ˋ ᇫ ˊ ||
侑「何が!?」
リナ『雪は……ライボルトにとって有利に働く!!』 || ˋ ᇫ ˊ ||
侑「え……?」
リナ『あのね──』 || ╹ᇫ╹ ||
私はリナちゃんの策を聞いて──目を丸くする。
侑「そ、そうなの……?」
リナ『うん! 間違いない!』 || > ◡ < ||
リナちゃんが言ってることが、ホントかはわからないけど……!!
侑「リナちゃんを信じるよ!! ライボルトッ!! “じゅうでん”ッ!!!」
“ふぶき”に声をかき消されて、ライボルトに届かないなんてことがないように、大声で叫ぶ。
すると──
「──ライボォォ…!!!!!!」
目の前で、雄叫びと共に、バチバチという音と、光が見える。
私の指示は、まだちゃんと聞こえてる……!
侑「ライボルト……!!! やるよ!!!!」
「ライボォォォォォ!!!!!!!」
⛄ ⛄ ⛄
理亞「……そろそろ、限界のはず」
「ニゴォォォーーーリッ!!!!!」
この雪山で、メガオニゴーリにパワーで競り勝つのは……ほぼ不可能だ。
この圧倒的なパワーによる“ふぶき”で勝敗が決することを確信した、そのとき──
“ふぶき”で真っ白になった景色の向こうから──光る何かが、飛んできた。
「ゴォォォォォォ…!!!!!!!!!!!!!!?!!?」
理亞「……え?」
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