238: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/23(金) 12:48:38.60 ID:gk2TE+8k0
「──クロ、バ……」
侑「クロバット……!?」
目の前で大口を開けて静止しているのは、クロバットだった。
フィオネの判断のお陰でどうにか奇襲を防いだけど、フィオネの“ねんりき”じゃパワーが足りず──
「──クロバッ!!!」
「フィオ!!?」
力任せに閉じられたキバに噛みつかれる。
侑「フィオネ!?」
私が、腰のボールに手を掛けた瞬間──
腰の辺りでバキリと、嫌な音がした。
侑「!?」
ギョッとして、腰を見ると──
「マニュ…!!!」
マニューラが私の腰に爪を立てているところだった。
リナ『侑さん!?』 || ? ᆷ ! ||
侑「……っ!」
私は咄嗟にマニューラから距離を取る。それと同時に──
「ブーーイッ!!!」
「マニュッ!!!?」
戻ってきたイーブイが“とっしん”でマニューラを突き飛ばし、
「ニャーー!!!」
「クロバッ!!!?」
ニャスパーがサイコパワー全開で、クロバットを上空に向かって吹っ飛ばす。
その拍子に、
「フ、フィオ〜」
噛み付かれていたフィオネがクロバットのキバから解放されて、落ちてくる。
侑「フィオネ……!」
フィオネをキャッチしながら、私は走り出す。
そこに、
「ブイ!!」
並走するイーブイと、
「ウニャァ〜」
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