侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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23: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 17:58:02.90 ID:eLOLjL7n0

せつ菜ちゃんが──見たこともないような、冷たい目をしたせつ菜ちゃんが、そこに立っていた。





    ☀    ☀    ☀





愛「──愛さん、とうちゃ〜く♪」
 「リシャン♪」

穂乃果「……っ!」
 「ピ、ピカ…!?」


周囲を見回すと──港だった。

ここはまさか──


穂乃果「フソウ港……!?」

愛「フソウ“ポート”に“テレポート”、なんつって! そんじゃね〜♪」
 「リシャン♪」


そしてすぐに、金髪の女の子は再び“テレポート”を使って、姿を消してしまった。


穂乃果「待っ……!!」
 「ピ、ピカ…」

穂乃果「……やられた……っ!」


一瞬で地方の真逆の場所まで飛ばされた……!

全員を遠ざけるのではなく、私“だけ”を戦線から離脱させて、分断させる。この手際の良さ……これは、事前に計画されていた作戦。敵の狙いは──恐らく、


穂乃果「千歌ちゃんが危ない……っ!」





    🍊    🍊    🍊





千歌「せつ菜……ちゃん……どう、して……」

せつ菜「…………」
 「────」


せつ菜ちゃんがどうしてここにいるの……? いや、それより、せつ菜ちゃんが使っているポケモン──

シャープなフォルムの熨斗のような姿をしたあのポケモンは──カミツルギ……ウルトラビーストだ。


せつ菜「千歌さん」

千歌「……!」

せつ菜「早く、次のポケモン、出してください」

千歌「……た、戦えないよ!!」

せつ菜「……じゃあ、いいです。出さざるを得なくするだけなので──カミツルギ、“リーフブレード”」
 「────」

千歌「……!」


私は咄嗟に飛び退く。直後──直撃してないはずなのに、斬撃によって空気が斬り裂かれ衝撃波が発生し、それによって吹っ飛ばされる。



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