223: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/22(木) 15:15:48.09 ID:tTvUwYyF0
異変に気付いたバサギリとカイロスが飛び出してくると同時に──竹林の中から腕が伸びてきて、
「グラッシャァッ!!!?」「カイィッ!!!?」
バサギリとカイロスを上から押さえつけ、直後──
かすみ「“タネばくだん”!!」
「──ダストォォォ!!!!!!」
その手の先から出したタネが──ボォンッ!!! と音立てながら爆発する。
「カ、ィィィ…」
もともとダメージを負っていたカイロスは、そこで後ろに向かって倒れ、
「グラ、ッシャァァァ…!!!!」
バサギリにもダメージを与えながら──そのまま、両手でバサギリを掴んで持ち上げ、ぶん投げる。
「グラッシャァァア!!!!?」
英玲奈「なんだ!? 何が起きている!?」
「ブ、ブーーーンッ…!!!?」
鳴き声にハッとするように、英玲奈先輩がメガスピアーに顔を向けると、
「ニゴーーーンッ」
メガスピアーはサニゴーンに絡め取られて動けなくなっていた。
英玲奈「スピアー!? なにしている!? 早く逃げないと、どんどん力を吸われるぞ!!」
かすみ「無駄ですよ……! パワーを吸い取られた上に、“かなしばり”で動きを止めましたから……! サニゴーンの呪いのパワーはもうサニーゴの比じゃありません……!」
英玲奈「く……っ……ウルガモス!! “ほのおのまい”!!」
「ビィィィィィ!!!!!」
ウルガモスが踊るように炎の鱗粉を周囲にばら撒き、風に乗せてこちらに向かって飛ばしてくるが──その炎は急に意思でも持ったかのように、風に煽られ明後日の方向に飛んでいく。
英玲奈「な……!?」
驚いて目を見開く英玲奈先輩。
──まさか、さっきまで戦っていたポケモンの“サイコキネシス”であの大量の炎を一瞬で吹き飛ばされたなんて、信じられないでしょうね。
かすみ「隙だらけです……!! “サイコショック”!!」
「リムオーーーーンッ!!!!」
鳴き声と共に──とてつもない量の実体化したサイコパワーのキューブがウルガモスの真上に出現し、マシンガンのようにウルガモスの体に降り注ぐ。
「ビ、ビィィィィィ!!!!!」
耐えることもままならず、ウルガモスは地面に落下し──落下したウルガモスに向かって、先ほどの長い腕がその先端をウルガモスに突き付ける。
かすみ「“ヘドロウェーブ”!!!」
「──ダストダァァァァス!!!!!」
「ビィィィィィィ!!!!!!」
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