192: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/21(水) 15:24:33.33 ID:/nLmInIK0
🎹 🎹 🎹
侑「ライボルト!! “エレキフィールド”!!」
「ライボッ!!!!」
ライボルトの背に乗り、走り回りながら、“エレキフィールド”を展開する。
相手に捉えられないように、周囲を旋回しながら、
侑「“かみなり”!!」
「ライボッ!!!!」
空に展開した、雷雲から“かみなり”を落とす。
「ジュ、ラルッ…」
侑「よし……! 効いてる……!」
相性は悪いけど、“エレキフィールド”による強化からの大技。
多少はダメージが通り始めた。
畳みかけるように“かみなり”を指示しようとした瞬間──
「ジュラァァァーーールッ!!!!!」
侑「!?」
「ライボッ!!?」
ジュラルドンが、雄叫びをあげながら、こちらに向かって猛スピードで転がってきた。
しかも、ジュラルドンが転がった道は──電気を帯びたフィールドが解除されていた。
あれは……“ハードローラー”……!?
突然のことに、咄嗟に対応出来ず、
「ライボォッ…!!!」
侑「うわぁっ!!?」
ライボルトもろとも吹っ飛ばされる。
その拍子に──戦闘が始まると同時にポケットにねじ込んだ、鍵の入った小箱が宙を舞う。
侑「しまっ……!?」
そのまま、私の身体は硬い石畳に叩きつけられ── 一瞬、息が止まる。
侑「……が……ぐ……っ……ぅぅ……!」
でも、気合いですぐに顔を上げる。──今、下を向くな……! トレーナーは常に状況判断を優先するんだ……!
視界の先に、宙を舞う小箱──それに向かって、いち早く気付いて飛び出したのは、
「ブィィ!!!!」
侑「イーブイ……!!」
イーブイがそれを空中で咥えてキャッチする。……がそれと同時に──キィィィンッと音を発しながら、“ラスターカノン”がイーブイを貫いた。
「ブ、ィィィィィッ…!!!!」
侑「イーブイ……!!」
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