186: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/21(水) 15:19:49.46 ID:/nLmInIK0
理亞「ディアンシー様に、クロサワの巫女様に……認めてもらえるよう努力するって話だよね……」
ルビィ「うん。ルビィ、ずっと理亞ちゃんのこと見てたよ」
理亞ちゃんにとって、この3年間は大変なことの連続だったと思う。
その頑張りは、ちゃんと成果に出ていて──今では町の人にも慕われるジムリーダーになった。
ルビィ「クロサワの巫女として……今の理亞ちゃんなら、ディアンシー様と引き合わせても、大丈夫だと思えるよ」
理亞「ルビィ……! それじゃあ……!」
ルビィ「うん! 一緒に、やぶれた世界に行こう! それで、ディアンシー様に聖良さんの魂を返してもらえるようにお願いしよう♪」
理亞「……うん!」
バイタルサインの響く、聖良さんの病室で……。
3年前の約束を守るために、ルビィは──クロサワの巫女として、成長した理亞ちゃんと共に、ディアンシー様のもとへ行くことを決意したのでした。
🎹 🎹 🎹
──翌日。
侑「はぁ……はぁ……」
かすみ「やっと……ですね……」
朝から野生のポケモンたちと戦いながら歩き続けて──やっと到着した。
侑「遺跡の……階段……!」
かすみ「はい! あとは階段を登るのみです!!」
でも、もう日が沈み始めている……つまり2日目の夜になろうとしているということだ。
私たちはここまでに2日掛かっているわけだけど……まだ帰りがある。
このままだと帰りは倍の速度で進まなくちゃいけないことになる。
侑「時間がない……急ごう」
「イブイ!!」
かすみ「はい!」
「ガゥ!!」
私はかすみちゃんと一緒に、遺跡の長い長い階段を登り始めた。
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