184: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/21(水) 15:17:31.28 ID:/nLmInIK0
かすみ「……素敵です、侑先輩らしいですね♪」
侑「歩夢だけじゃない……かすみちゃんも、しずくちゃんも、リナちゃんも……せつ菜ちゃんも。私が大切って思った人たち、みんなを守れる強いトレーナーになりたい」
かすみ「じゃあ、お互い強くならないといけませんね! まあ、かすみんは守ってもらわなくても大丈夫なくらい強くなっちゃうんですけど♪」
侑「ふふ、頼もしいね♪ じゃあ、私はかすみちゃんに守ってもらっちゃおうかなぁ……」
かすみ「任せてください! 最強の可愛い強いトレーナーはそれくらい出来て当然ですから!」
侑「ふふ、期待してるよ♪」
そして、そんな風になるためにも──私たちはこの修行を乗り越えないといけない。
私たちの……未来を守るためにも。
かすみ「……ふぁぁ……」
侑「かすみちゃん、眠い?」
かすみ「はい……ご飯食べたら……急に眠くなってきました……」
侑「明日も朝早いだろうから……今日はもう寝ちゃおっか」
かすみ「はい……」
私はテントの中に、果南さんからもらった鈴を取り付ける。
野生ポケモンがテントに触れたら、鈴が鳴って報せてくれるようにするものらしい。
大きなテントではないので、ポケモンたちをボールに戻して……。
と、思ったら、
「カイン」「…ライボ」
ジュカインとライボルトは私たちがボールを向けると首を振る。
かすみ「ジュカイン……もしかして、見張りしてくれるの?」
「カイン」
侑「ありがとう、ライボルト。でも明日もあるから、せめてジュカインと交替で休んでね」
「…ライボ」
2匹にお願いして、私たちはテントの中に入る。
「──ガゥ♪」
かすみ「……って、ボールから出てきちゃダメじゃないですか……。仕方ないなぁ……一緒に寝よっか、ゾロア」
「ガゥ♪」
侑「ふふ、それじゃ寝ようか。イーブイ、おいで」
「ブイ♪」
こうして、私たちの修行1日目は終わりを迎えるのだった。
🍭 🍭 🍭
──時刻は夜です。ルビィは今、夜のローズシティにいます。
なんでこんなところにいるかというと……。
理亞「ルビィ、こっち」
ルビィ「うん」
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