149: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 13:03:48.67 ID:B+X5AS2s0
真姫「“しんくうは”!!」
「ハッサムッ!!!」
ハッサムの腕が見えなくなるようなスピードで振られ──
「ニャッ!!?」
次の瞬間には、ニャスパーが吹っ飛ばされていた。
侑「ニャスパー!?」
真姫「……パワーも耐久もスピードも……足りてないわ」
侑「く……っ……ウォーグル!! “ばかぢから”!!」
「ウォーーーッ!!!!」
かすみ「ジュカイン!! “リーフブレード”!!」
「カインッ!!!!」
ウォーグルが上空から頭部を、ジュカインが地上を滑るようにして刃を構えながら腰部を狙うが、
「──ハッサムッ!!!!」
ハッサムの大きな両腕のハサミでウォーグルとジュカインをそれぞれ掴み、
真姫「“カウンター”!!」
「ハッサムッ!!!!」
「ウォーーッ!!!?」
「カインッ!!!?」
2匹の勢いを使って、そのまま床に叩きつけた。
そして、地に伏せった2匹に向かって、
真姫「“バレットパンチ”!!」
「ハッサムッ!!!!!」
弾丸のような拳を連打してくる。
侑「う、ウォーグル!!」
かすみ「ジュカインっ!?」
「ウ、ウォーー…」
「カインッ…」
倒れるウォーグルとジュカイン。直後、メガハッサムの背後で──ユラリと影が現れた。
「──ロンチィ!!!!」
真姫「……“つじぎり”!」
「サムッ!!!!」
「ロ、ン…ッ!!?」
侑「……!」
真姫「……どさくさに紛れて“ゴーストダイブ”していたの……気付いてたわよ」
侑「……っ……」
“ゴーストダイブ”による奇襲もあっさり看破され、ドロンチが崩れ落ちる。
気付けば、7匹いたはずの私たちの手持ちは──あっという間にイーブイだけになってしまった。
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