144: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:55:38.77 ID:B+X5AS2s0
侑「……あ、あれ……?」
かすみ「……息苦しさが……なくなった……?」
毒が回って息苦しかったはずなのに──急に呼吸が楽になった。
それだけでなく、
「ロンチ〜」「ニャ〜」「フィオ〜♪」「テブリ?」
ポケモンたちの鳴き声も元気なものに戻っていた。
かすみ「い、一体さっきのは……?」
侑「……まさか」
私がリナちゃんの方を見ると、
リナ『……“相棒わざ”……まさか、“マジカルシャイン”を食べたことが原因で覚えるなんて……』 ||;◐ ◡ ◐ ||
リナちゃんも驚いていた。
侑「……状態異常を回復する、“相棒わざ”……?」
リナ『うん! “相棒わざ”、“きらきらストーム”だよ! フェアリータイプのエネルギーにイーブイが適応したみたい!』 || > ◡ < ||
かすみ「新技ってことですか!?」
侑「うん……! かすみちゃんのお陰だよ!」
かすみ「え、えへへ〜……♪ かすみんとテブリムの可愛いパワー、イーブイにも伝わっちゃったんですかね〜♪」
「ブイ♪」
かすみちゃんは嬉しそうにイーブイを抱きしめるとイーブイも嬉しそうに返事をする。
もしかしたら──本当にかすみちゃんたちの可愛いが届いて、イーブイが新しい技に目覚めたのかもしれない。
そんな風に思えてしまうくらい、私たちにとって、このタイミングで本当に欲しかった技を覚えてくれた。
かすみ「侑先輩……! かすみん、ちょっと良い作戦思いついちゃいましたよ!」
侑「私も……! この戦い……勝てるかもしれない……!」
かすみ「えへへ……見えてきましたね、勝利への道が!」
侑「うん!」
私たちは決戦に向けて、最後の作戦会議を始めた。
🍅 🍅 🍅
「──ハッサムッ!!!!」
──ガシャンッ!! と音を立てながら、ハッサムが工場の機械を破壊して道を作る。
真姫「……ここにもいない」
工場の地図は頭の中に入っている。ハッサムで隠れられそうな場所を適宜破壊しながら進んでいるから、そろそろ隠れる場所もなくなってきたはず……。
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