143: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:55:05.26 ID:B+X5AS2s0
侑「イーブイもこの光、好き?」
「ブイ」
かすみ「ふっふ〜ん♪ 可愛い大先生のかすみんならではの癒しですね!」
リナ『その調子で本当に回復出来たらいいのに』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「あはは……」
さて……休憩もそこそこにしないと……ゆっくりしている場合じゃないんだ。
真姫さんもじきに私たちを追ってくるだろう。
侑「かすみちゃん、行こう……!」
かすみ「はい……! ここまでやったんです! 絶対勝ちますよ!」
侑「うん!」
私たちが立ち上がり、真姫さんがいるであろう方向へと歩き出すと、ポケモンたちもぞろぞろと付いてくる。
「ロンチ」「ニャー」「フィオ」「テブリ!!」「クマァ♪」
侑「……あれ? イーブイは?」
キョロキョロと見回すと──
「ブイ」
イーブイは未だに、テブリムの出した“マジカルシャイン”を見つめていた。
もう徐々に光が弱まり……線香花火の最後みたいになってるけど。
侑「イーブイ、行くよ?」
「ブイ」
でも、イーブイは振り向かない。
侑「イーブイ……?」
あろうことはイーブイは──
「ブイ」
パクリと、“マジカルシャイン”の残り火を──食べた。
侑「え!?」
それと同時に──
「ブーーーィィ♪」
イーブイの目の前にパステルカラーの旋風が発生した。
かすみ「……!? え、なんですかなんですか……!?」
侑「わ、わかんない……」
その旋風は──周囲に光る花びらを舞い踊らせ、一気に廃工場の中がファンシーな雰囲気に包まれる。
それと同時に──
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