136: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:49:49.33 ID:B+X5AS2s0
リナちゃんとかすみちゃんが、私に近寄ってくる。
侑「だ、大丈夫……ちょっと擦りむいたくらいだから……!」
リナ『ほ……っ』 || >ᆷ< ||
かすみ「ちょっとぉ!! 味方巻き込んでまで、逃がさないために“じしん”とかしますか!?」
──かすみちゃんの言うとおり、“じしん”は味方も巻き込む技だ。
その証拠に、
「ニ゙ャア゙ァ…!!」
「キザンッ…!!!」
ニャイキングとキリキザンは、バランスを崩して手をついていた。
もちろん、すぐに立ち上がったけど──きっとあの至近距離だ。“じしん”によるダメージは少なからずあったはずだ。
ちなみにトゲデマルは“ニードルガード”で丸まって防いでいる。
真姫「逃がすくらいなら、ここで味方を巻き込んででも止めた方が早いと思っただけよ」
かすみ「ぐぬぬ……」
かすみちゃんは不満そうな目で睨みつけているけど……真姫さんの判断は間違っていない。
「…ライボ」
お陰でじめんタイプが弱点のライボルトは満身創痍。
侑「ライボルト、ボールに戻って……!」
「ライボ──」
戦闘不能はギリギリ免れたけど……この状態で私を乗せて走り回るのは恐らく無理……。
つまり、逃げるための足を失ってしまった状態だ。
真姫「これで……チェックかしらね」
かすみ「ジュカイン……!!」
「カインッ!!!」
ジュカインが刃を構えながら、身を屈める。そのとき、ふと──上の方の窓から、僅かに光が差していることに気付く。
真姫「最後の一撃かしら?」
かすみ「……」
かすみちゃんは恐らく──“ソーラーブレード”の太陽エネルギーを集めている。
真姫さんは……まだ、気付いてない……。
なら、気付かれないように、私が時間を稼ぐ……!!
侑「ドロンチ!! “りゅうのはどう”!!」
「ローーンチッ!!!!!!」
ドロンチが“りゅうのはどう”をキリキザンに放つ。
キリキザンは──
「キザンッ!!!!」
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