135: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:49:14.00 ID:B+X5AS2s0
この効果も“クリアボディ”のメタグロスには効かない。
──メタグロスが腕を振り上げた、その瞬間、
「……メタッ!!!?」
──メタグロスの足の一本が、床に沈み込んだ。
侑「え!?」
真姫「な……!?」
さすがに、これは真姫さんも予想外だったらしく、当惑の声をあげる。
かくいう私も驚いてしまったけど……。
今落ちたメタグロスの足元から──
「クマァ♪」
ジグザグマが顔を出し、やっと意味がわかった。
かすみ「よくやりましたよ!! ジグザグマ!!」
「クマァ〜♪」
かすみちゃんはいつの間にかジグザグマに“あなをほる”を指示して床下に忍ばせ──メタグロスの足元を掘らせていたんだ……!
かすみ「そのでかい図体じゃ、足元をちょっと掘りぬけば、自分の重さで落っこちるに決まってます!!」
相手の包囲網に──穴が出来た……!
逃げるなら今しかない……!!
侑「ライボルト!!」
「ライボッ!!!」
ライボルトが、私の合図で走り出す。私はその背に飛び乗る。
──直後、爆発的なスピードでライボルトが猛ダッシュし、身動きの取れないメタグロスの真横をすり抜ける。
かすみ「ジュカイン!! 逃げますよ!!」
「カインッ!!」
かすみちゃんも、ジュカインに抱きかかえられる形で──包囲網の穴を飛び出して行く。
が、
真姫「“じしん”!!」
「メッタァァ!!!!!!」
──床にはまった腕でメタグロスが、“じしん”を起こしてきた。
その大揺れによって、猛スピードで走っていたライボルトは、
「ライボッ!!!?」
侑「うわぁっ!!?」
バランスを崩してしまい、その拍子に私も放り出され、床を転がる。
リナ『侑さん!?』 || ? ᆷ ! ||
かすみ「侑先輩!?」
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