130: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:44:39.45 ID:B+X5AS2s0
侑「奪えるなら奪ってもいいと思う。だけど、積極的に奪うことを考えて戦うのは……たぶん、通用しない」
かすみ「……じゃあ、どうします……? 奪わないにしても、真っ向から出て行って戦うわけにもいかないですし……」
侑「……うーん……」
それは確かにそうだ。
完全にパワーで負けている以上、大なり小なり奇襲を織り交ぜる必要はある。
かすみ「せめて、真姫先輩の居場所がわかればいいんですけど……」
侑「居場所……」
そこでふと、あることを思いつく。
侑「ねぇ、リナちゃん」
リナ『何?』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「真姫さんの居場所を探せるレーダーとかってあったりしない? 相手の所がわかれば、少しは有利に立ち回れると思うんだ」
リナ『……さすがにレーダーはない。けど……』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
かすみ「けど?」
リナ『音さえあれば、エコーロケーションで、おおよその場所を探ることは出来るかも』 || ╹ 𝅎 ╹ ||
かすみ「えこー……? なにそれ……?」
侑「音の響きで相手の位置を計算する方法……だよね?」
リナ『うん。反響定位ってやつ』 || ╹ ◡ ╹ ||
かすみ「リナ子ってそんなことも出来んの!? さすが高性能AI……」
侑「リナちゃん、お願いしてもいい? 出てきて、フィオネ」
「フィオ〜」
フィオネはまだ生まれたばかりでレベルも低いから……今回バトルで使うことはないと思ってたけど、
侑「フィオネ、“ちょうおんぱ”!」
「フィオ〜〜」
音を出すことなら、この子にも出来る。
リナ『エコーロケーション開始!』 || > ◡ < ||
🍅 🍅 🍅
真姫「……さて、どこに隠れたのかしらね」
キャットウォークの上を歩きながら、隠れられそうな場所をチェックする。
もちろん、その際は奇襲出来る死角を作らないように、ポケモンと一緒に視界をカバーし合う。
──予定では……もう少し早くバッジを奪いに現れると思ったんだけど……。
真姫「……気付いたのかしらね」
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