107: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/19(月) 12:17:43.56 ID:c3b0uZJF0
🎹 🎹 🎹
侑「……はぁ……つ、疲れた……」
かすみ「かすみんも……お話ししてただけなのに……くたくたですぅ……」
かすみちゃんと二人で机に突っ伏してしまう。
彼方「あはは……ちょっと、難しいお話しだったもんね」
侑「……でも、ここで彼方さんと会えてよかったです……」
彼方「ふふ、彼方ちゃんも二人と会えてちょっとホッとしたよ〜。わたしもまだ、本調子ってわけじゃないけどね〜……。……あと、かすみちゃん」
かすみ「? なんですか?」
彼方「しずくちゃんのこと……ごめんなさい……」
彼方さんはそう言いながら、かすみちゃんに向かって頭を下げる。
かすみ「え、ええ!? き、急にどうしたんですか!? 頭上げてください!?」
彼方「……果林ちゃんがフェローチェを使うことはわかってたんだから……あの時点でしずくちゃんだけでも、避難させるべきだったんだ……そうすれば、しずくちゃんが付いていっちゃうことはなかったのに……」
かすみ「彼方先輩……。……でも、階段にははる子が倒れてたんですよね? だったら、何言ってもしず子は一人で避難なんてしなかったと思います。だから、これは事故です。彼方先輩が気にすることじゃないですよ」
彼方「かすみちゃん……」
かすみ「それに、しず子はかすみんが引っ叩いてでも連れ戻すって決めてますから! 心配しないでください!」
彼方「……ふふ、ありがとう、かすみちゃん」
リナ『そういえば……遥ちゃんは……』 || ╹ᇫ╹ ||
彼方「遥ちゃんは、国際警察の医療施設に運ばれて……まだ眠ってるよ。いつから、お姉ちゃんよりお寝坊さんになっちゃったんだろうね……」
そう言いながら、彼方さんは力なく笑う。
彼方「でも、大丈夫だよ。命に別状はないって、お医者さんが言ってたから。……ただ、ちょっとショックを受けすぎちゃって、眠ってるだけ……」
侑「そう……ですか……」
彼方「それよりも侑ちゃんとかすみちゃんは、明日にはジム戦があるんでしょ? 疲れてるんだったら、今日は早く休んだ方がいいよ」
かすみ「それもそうですねぇ……侑先輩、行きましょうか」
侑「……そうだね」
椅子から立ち上がると──
侑「あ、あれ……?」
私の視界がふわぁっと暗くなる。
果南「──おっと……大丈夫?」
侑「え……?」
近くにいた果南さんに抱き留められ、そこでやっと、自分が倒れそうになっていたことに気付く。
かすみ「ゆ、侑先輩……!? もしかして、まだどこか痛むんですか!? ご、ごめんなさい、それなのにかすみん、侑先輩に無茶させて……」
リナ『侑さん、大丈夫……?』 || 𝅝• _ • ||
「ブイ…」
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