106: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/19(月) 12:16:57.78 ID:c3b0uZJF0
海未「真姫」
真姫「海未……」
海未「……情報提供感謝します。……実はせつ菜の素性は、調べてもなかなか出てこなくて……困っていたんです」
真姫「……私はせつ菜の保護者のようなものだからね、当然よ……。……だから、今回のことは……私にも責任がある」
海未「真姫……」
真姫「私が育てたトレーナーが起こした問題だから……この騒動が解決したら……私は責任を取るつもり」
海未「…………」
真姫「だけど……今は先にやることがある。……だから、全部終わってから」
海未「……わかりました」
真姫「ひとまず……菜々のご両親に、起こっていることを説明しに行くわ」
海未「私もご一緒します。ポケモンリーグの理事長として……説明することもありますから」
真姫「うん……お願いね」
☀ ☀ ☀
穂乃果「鞠莉ちゃん、ちょっといいかな?」
鞠莉「穂乃果さん……?」
穂乃果「これ……渡しておこうと思って」
私はそう言って、鞠莉さんにフラッシュメモリーを手渡す。
鞠莉「これは……?」
穂乃果「ウルトラビーストのデータだよ。これで、みんなのポケモン図鑑でもウルトラビーストを認識出来るようにしてあげて」
鞠莉「なるほど……助かるわ」
データは戦闘の上では重要な武器になる。鞠莉さんに渡せば、みんなの図鑑をアップグレードしてくれるはずだ。
穂乃果「それじゃ、よろしくね」
鞠莉「ええ、任せて」
鞠莉さんにデータを託し──私はセントラルタワーを出て、中央区の外へ向かう。
中央区だとリザードンを出しづらいからね……。
私は歩きながらポケギアを取り出し、電話を掛ける。
相談役『──もしもし、穂乃果さん?』
穂乃果「これから、音ノ木に向かいます」
相談役『……わかったわ。彼方さんは?』
穂乃果「一旦、果南ちゃんに近くにいてもらうようにお願いしました。……果南ちゃんなら、ウルトラビーストが現れたとしても、まず負けないと思うし」
相談役『わかりました。……もし、音ノ木に異変があったら、すぐに連絡してください』
穂乃果「了解です」
私は通話を終了し──外周区に到着すると共に、リザードンに乗ってローズシティを飛び立ったのだった。
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