7: ◆Kg/mN/l4wC1M[saga]
2022/11/25(金) 00:06:41.93 ID:YjhaJr8i0
それから私は、廊下へ出た。
私のことを誰かが呼んでいるような気がして、胸の高鳴りが大きくなる方へ、歩いていく。
ある大きな鼠色の扉の前で、私は立ち止まった。
私はこの場所を知っている。劇場のステージへと続く扉だ。
胸に手を当てると、心臓がどきどき鳴っているのがよく分かった。
鼓動の音を静めるように、何度か深呼吸をした。
ドアノブに手を掛けて、体重をかけながら、私は扉を開けた。
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