侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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982: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 02:01:02.98 ID:eLOLjL7n0

英玲奈「……ふむ。メガヤンマの視界について、もう少し研究をした方がよさそうだな……こんな弱点があるとは思わなかった」

侑「わ、私も驚いてます……」

英玲奈「とりあえず、メガヤンマのことはわかった。中断してしまって済まない。試合の続きに戻ろうか」

侑「あ、はい!」


気を取り直して、お互い最後のポケモンのボールを構える。

泣いても笑ってもこれが最後だ──両者のボールがフィールドに放たれた。





    🎹    🎹    🎹





侑「行くよ! ワシボン!」
 「ワッシャァ!!!」

英玲奈「行くぞ、スピアー!」
 「ブーーーンッ!!!!」


英玲奈さんの最後のポケモンはスピアーだ。

対して私は、ここまで温存していたひこうタイプのワシボン。

相性的にはこっちが有利だけど──


英玲奈「スピアー、メガシンカだ!」
 「ブーーーンッ!!!!」


英玲奈さんの“メガブレスレット”が光り輝き、


 「ブゥーーーーンッ!!!!!!!」


スピアーのフォルムがより鋭角に、足も毒針に変わり、より攻撃的な姿へと変貌する。


リナ『メガスピアー どくばちポケモン 高さ:1.4m 重さ:40.5kg
   両足も 毒バリに 変化。 足の 毒バリが 分泌する
   毒は 即効性で 敵の 動きを 止めるために 使い
   より強力に なった 尻の 毒バリで 止めを 刺す。』

英玲奈「スピアー!!」
 「ブンッ!!!!」


英玲奈さんの声と共に──スピアーが目にも止まらぬスピードで突っ込んでくる。

そのスピードを乗せたまま、


 「ブーンッ!!!!」


腕の針を突き出してくる。


侑「“ブレイククロー”!!」
 「ワシャッ!!!!」


その針を上から押さえつけるようにして、爪を振るって、攻撃を逸らす。


英玲奈「ほう、防ぐか……!」


だけど、間髪入れず、



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