侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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973: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 01:46:33.99 ID:eLOLjL7n0

侑「“ライジングボルト”!!」
 「ライボッ!!!!!」

 「ヘ、ヘラクロッ!!!!?」


ヘラクロスの足元から──電撃が立ち上って、ヘラクロスを感電させる。

強烈な電撃がヘラクロスの足を完全に止める。


英玲奈「!? 威力が大きすぎる!? ……! まさか、さっきの“ほうでん”は攻撃のためだけじゃない……!!」


そのとおり……! フィールド全体に“ほうでん”しまくっていたのは、攻撃のためだけじゃない!

バトルフィールド内を“エレキフィールド”状態にするためだ……!


リナ『“ライジングボルト”は“エレキフィールド”下だと、威力が倍以上になるよ!』 || > ◡ < ||


感電し、完全に足が止まったヘラクロスに向かって──


侑「“かえんほうしゃ”!!」
 「ライボォーーー!!!!!」


火炎を噴き付けた。


 「ヘ、ヘラクロォ…!!!!」


足が止まったヘラクロスには、さっきのように炎を突っ切る突進力もない!!

これで、決着かと思った、そのとき、


英玲奈「ヘラクロス!! “こんじょう”を見せろ!!」
 「──ヘラクロォッ!!!!!」

侑「!?」
 「ライボッ!!!?」


ヘラクロスが雄叫びをあげながら──ライボルトに突っ込んできた。

ヘラクロスは前傾姿勢になり、ライボルトの腹下に大きなツノを滑り込ませる。


侑「しまっ!?」

英玲奈「“メガホーン”!!」
 「ヘラクロッ!!!!」


──ブンと風を切る音と共に、


 「ライボッ!!!!?」


ライボルトは勢いよく、打ち上げられた。


侑「ライボルト……!!」

英玲奈「少々肝を冷やしたが……“かえんほうしゃ”は悪手だったな。“やけど”したお陰で“こんじょう”が発動出来たよ」

侑「…………」


“こんじょう”は状態異常になると、攻撃力が爆発的に上昇する特性だ。


英玲奈「さぁ、ヘラクロス。落ちてきたところを狙い撃ち、に……?」



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