970: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 01:39:18.63 ID:eLOLjL7n0
真正面から突っ込んでくるドロンチに向かって、火炎で迎撃する。
当たり前だけど、むしタイプのヘラクロスはほのおタイプに弱い。
翅があるから、空中まで追ってくることは出来るけど、地上と違って踏ん張りが効かない分、パワーも落ちる。
遠距離から弱点の技を選んで立ち回れば、ヘラクロスは攻略出来るはずだ……!!
だけど、
英玲奈「ヘラクロス!! 突っ込め!!」
侑「え!?」
英玲奈さんは怯むことなく、ヘラクロスを突っ込ませてくる。
“かえんほうしゃ”の中を真正面から突っ切り──
「ヘラクロッ!!!!」
「ロンチッ!!!?」
ドロンチの首元辺りにツノを突き立てる。
侑「ドロンチ!?」
英玲奈「畳みかけろ!!」
「ヘラクロッ!!!!」
ヘラクロスは、怯んだドロンチの上に回り込み──
英玲奈「“10まんばりき”!!」
「ヘラクロッ!!!!!」
真上から、思いっきりツノを振り下ろして、
「ロンチッ!!!?」
ドロンチを地面に向かって叩き落とす。
「ロン、チッ…!!!」
ドロンチは下方に吹っ飛ばされながらも、地面スレスレで体勢を立て直して、どうにか再び飛行に移行する。
侑「とにかく、距離を取らなきゃ……!」
地面スレスレを飛びながら逃げるドロンチに向かって、再びヘラクロスが、ドロンチの真上に並ぶようにして、追いかけてくる。
侑「く……追いかけてくる……! なら、“りゅうのはどう”!!」
「ロンッ!!!」
飛行しながら、体を捻って真上を向き、口から“りゅうのはどう”を発射した──直後、ヘラクロスの姿が急に掻き消えた。
侑「え、消え……!?」
「ロンッ!!?」
ヘラクロスを見失って、動揺する私とドロンチ。
その直後、
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