961: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/14(水) 12:53:31.06 ID:A5BOh9Vw0
「ゴォォォーーーリッ!!!!」
理亞「これで終わり……!」
再度、テブリムに向かって、勢いよく振り下ろしてきた。
──ガシャァンッ!! とド派手な音がジム内に響き渡り、衝撃で雪や氷の欠片が舞い上がって、フィールド内を真っ白な煙が包み込む。
かすみ「…………」
理亞「……これで──」
かすみ「……終わりじゃありません!」
理亞「……!?」
煙の中で──
「テブッ!!!」
テブリムは立っていた。
理亞「な……!?」
目を見開く理亞先輩。そりゃ、無理もありません。
だって──先ほどテブリムに向かって振り下ろされた氷柱は、中央辺りでボッキリ折れていたんですから!
理亞「ど、どうやって!?」
かすみ「殴って折りました!!」
「テブッ!!!」
理亞「はぁ!?」
テブリムのサイコパワーは確かに強力ですけど──やっぱり、一番の自慢はあのパンチ力です!!
テブリムは腕を組み、頭の房でのっしのっしと歩を進めながら──
「テブッ!!!!」
メガオニゴーリから伸びている、砕けた氷柱を、真正面から殴りつける。
──ゴッ!! と鈍い音と共に、氷柱がバキバキと音を立てながらひび割れ、その衝撃は氷柱の根本にいたメガオニゴーリ本体まで吹っ飛ばす。
「ゴ、ゴォォォーーリ…!!!!」
理亞「お、オニゴーリ!?」
さらに追撃と言わんばかりに、
「テブッ!!!!!」
折れて転がっていた、氷柱の片割れをメガオニゴーリに向かって、殴り飛ばす。
理亞「う、受け止めろ!!」
「ゴォォーーリッ!!!」
メガオニゴーリは咄嗟に氷の盾を作り出して、キャッチしますが、
「テーーーブッ!!!!!」
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