960: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/14(水) 12:52:51.62 ID:A5BOh9Vw0
理亞「“こごえるかぜ”!!」
「ゴォォーーーリッ!!!!」
かすみ「か、かき消された!? 炎なのに!?」
理亞「炎だから、温度が低すぎれば消える」
かすみ「なら、“サイコショック”!」
「テブッ!!!」
今度はオニゴーリの周囲に、サイコパワーで生成したキューブが現れ──それが一気にオニゴーリに襲い掛かる。
「ゴォォーーリ…!!!!」
かすみ「そのでかい図体じゃ避けられませんよね!」
今度は問題なく技が直撃する。相手の氷の鎧が硬いのか、致命傷にこそなっていませんが、
かすみ「このまま、攻め攻めで行きますよ!」
「テブッ!!!」
テブリムのサイコパワーなら攻防同時に展開できる!
これなら一方的に、有利が取れると思った矢先、
理亞「遠距離からちまちまやられるのは面倒……! オニゴーリ、“ころがる”!!」
「ゴォーーーリッ!!!」
メガオニゴーリはゴロゴロと転がりながら、こっちに迫ってくるじゃないですか……!
かすみ「ちょ、動けるの!?」
理亞「動けないなんて言ってない」
かすみ「テブリム!」
「テブッ!!!」
テブリムは髪の毛の房を使って──跳ねる。
かすみ「かすみんのテブリムはジャンプも得意なんですよ!! 転がってたら、空中には手を出せませんよね!!」
「テブッ!!」
さぁ、上から攻撃して、今度こそ──テブリムが攻撃を構えた、そのときだった。
突如前方に、大きな柱のようなものが現れ──それがテブリムに向かって勢いよく振り下ろされた。
「テブッ!!!?」
かすみ「テブリム!? な、なに!?」
テブリムはそれに押しつぶされるような形でフィールドに叩きつけられる。
その柱の根本を辿ると──
「ゴォォォーーーリ…」
それは、メガオニゴーリの体から伸びているものだった。
理亞「オニゴーリは空間内の水分を自在に凍らせられる。相手がどこにいようが、関係ない」
「ゴォォォーーリ!!!!」
そして、テブリムを押しつぶした氷の柱を一旦持ち上げてから──
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