962: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/14(水) 12:54:18.12 ID:A5BOh9Vw0
テブリムはその氷の盾に向かって、間髪入れずに飛び掛かり──拳を叩きつける。
──ビキッ!! 1撃目で強烈な拳でヒビが入る。
──バキッ!! 2撃目でさらにヒビが広がり、
──バギンッ!! 3撃目で氷の盾を粉々に粉砕した。
理亞「嘘……!?」
「テブッ!!!」
かすみ「テブリム!!! いっけーー!!!」
砕け散る氷が舞う中、メガオニゴーリの脳天目掛けて──テブリムが両拳を合わせて、叩きつけた。
「ゴォォォーーーリ…!!!!」
至近距離から、脳天に向かって振り下ろされた拳は、メガオニゴーリの全身の氷の鎧にヒビを入れるほどの威力で、
「ゴ、ォォォ…リ…」
その破壊力に耐えられず、メガオニゴーリは目を回して、戦闘不能になったのでした。
「テブッ!!!!」
かすみ「やったー!! テブリムー!!」
かすみん、思わずテブリムに駆け寄っちゃいます。
そして、ハグ──しようと思ったら。
「テブッ!!!」
テブリムはぴょんと跳ねて、かすみんの頭に飛び乗ってきました。
かすみ「わっとと……!!」
「テブッ!!!」
そして、いつものように腕を組んで鼻を鳴らす。
かすみ「あ、相変わらずかすみんは子分扱いなんだね……」
「テブッ」
まあ、いいんだけど……ちょっと複雑です。
そんな私たちのもとへ、
理亞「まさか……最後にパワー負けすると思わなかった」
理亞先輩が近づいてくる。
かすみ「ふふんっ! かすみん自慢のテブリムですからね!」
「テブテブッ!!!」
理亞「負けたのは悔しいけど、貴方の強さは認めざるを得ない。これ……“スノウバッジ”」
そう言って、理亞先輩は雪の結晶を模したジムバッジを手渡してくる。
かすみ「はい! ありがとうございます! やったね、テブリム!」
「テブテブッ!!」
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20