96: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/02(水) 12:15:39.38 ID:sJcXG/TG0
■Chapter005 『憧れのトレーナー』 【SIDE Yu】
せつ菜「──改めて、お怪我はありませんか?」
ウインディから降ろして貰うと、せつ菜ちゃんは再び私の顔を覗き込みながら、そう訊ねてくる。
侑「は、はい……っ」
軽く声を上ずらせながら返事をすると、せつ菜ちゃんは少し不思議そうに首を傾げる。
せつ菜「……やはり、どこか調子が悪いんじゃ……」
侑「い、いえっ!!」
せつ菜「そうですか……? なら、いいのですが……」
せつ菜ちゃんと直接話しているという事実に軽く動転していると、
歩夢「侑ちゃーん!!」
「ブイブイ!!!」「バニーー!!!!」
歩夢とイーブイ、そしてヒバニーがこちらに駆け寄ってくる。
「ブイーーー!!!!」「バニーーー!!!」
そのまま、イーブイとヒバニーが飛びついてくる。
侑「おとと……イーブイ、私は無事だよ。心配掛けてごめんね。ヒバニーも怪我がなさそうでよかったよ」
「ブイ…」「バニー!」
せつ菜「! あなたのポケモンと……そちらは連れの方ですか?」
歩夢「は、はい……! 侑ちゃんを助けていただいて……。……え?」
歩夢もせつ菜ちゃんに気付いたらしく、言葉を詰まらせる。まあ、あれだけ一緒にビデオ見てたし、歩夢も気付くよね……。
せつ菜「? どうかされましたか?」
侑「えっと……」
せつ菜「?」
侑「せつ菜ちゃん……ですよね?」
私がそう訊ねると、せつ菜ちゃんは少し考えたあと、
せつ菜「……もしかして、どこかでお会いしたことが……?」
と、明後日の方向に結論が出た模様。
侑「い、いや……ポケモンリーグ決勝戦での試合で見たことがあって……」
せつ菜「ああ、なるほど! 観戦してくださってたんですね!」
せつ菜ちゃん……自分が有名人だって自覚ないのかな……?
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