956: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/14(水) 12:50:08.49 ID:A5BOh9Vw0
かすみ「こ、このままじゃ、サニーゴが凍っちゃう……! “ねっとう”!」
「ニ、ゴー……」
口から“ねっとう”を吐き出し、自分の身体が氷漬けになるのだけは防いでいるけど──“ねっとう”はサニーゴから少し離れたら、すぐに凍って落ちてしまって全然前に飛んでいかない。
理亞「それじゃ攻撃、届かないけど?」
かすみ「ぐぬぬ……で、でもでも、防御は出来てますもんね!!」
あの冷たい翅で直接触られない限り、いくら“ふぶき”をされても“ねっとう”で氷を溶かし続ければ、簡単にはやられません!
今のうちにどうにか、反撃の一手を──
理亞「なら……“まとわりつく”」
「スノォ…」
モスノウがゆったりとした動きで、こちらに羽ばたいてくる。
かすみ「ぎゃー!? こっち来ないでくださいー!? “パワージェム”!!」
「サ……」
またしても、いわエネルギーの光を集束させて発射する。
理亞「……! “オーロラビーム”!」
「モスノォー」
かすみ「おろ……?」
サニーゴが“パワージェム”を発射すると、モスノウは近付くのを中断して、“オーロラビーム”で迎撃を始めた。
かすみ「もしかして……“パワージェム”には当たりたくない感じですか?」
しずく「──かすみさん! モスノウはこおり・むしタイプだから、いわタイプにはかなり弱いはずだよ!」
かすみ「なるほど……! そういうことなら、連打連打です! “パワージェム”!!」
「サ、コ……」
──サニーゴから発せられた輝きが、モスノウに襲い掛かります。
理亞「“オーロラベール”」
「スノォ」
が、モスノウに当たった輝きはオーロラの輝きにかき消されて霧散してしまった。
かすみ「わ、わあぁぁぁぁ!? かき消すなんてずるいですぅ〜!!」
「サ、コ……」
理亞「ずるくない」
かすみ「こ、こっちこないでー!? “パワージェム”!! “パワージェム”!!」
どうにか追っ払おうと、“パワージェム”を連打するけど──全部“オーロラベール”にかき消されてしまう。
ゆったりサニーゴの眼前に迫ったモスノウは、
理亞「“まとわりつく”」
「スノォ……」
今度こそ、マイナス180度の翅で、サニーゴを包み込む。
かすみ「さ、サニーゴ!!」
「サ……」
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