955: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/14(水) 12:49:34.82 ID:A5BOh9Vw0
かすみ「ちょっとぉ!?」
理亞「バイバニラの体温はマイナス6度……あとは氷漬けになって、戦闘不能になるのを待つだけ」
かすみ「そ、そんなぁ……」
理亞「これで3体目……もうサニーゴにこの状態を脱する手段がない。今のうちに、4匹目の準備をしておいたら?」
かすみ「…………」
こおりタイプによる場の支配力が強すぎます……。……強すぎますけど……。
「──バ…!!?」「──ニーラ…!!!?」
急にバイバニラが奇声をあげた。
理亞「な……!? なに……!?」
かすみ「確かに、氷漬け……怖いですけど……──“こおり”を溶かす技もあるんですよ!!」
理亞「……!?」
むしろ、動きがノロノロなサニーゴでどうやって、接近するかを考えていた。
相手から、自分の体内に取り込んでくれるなら、むしろ好都合です!!
かすみ「“ねっとう”!!」
「ニー……ーゴ」
「バ、バニィィィィ…」「ィィィィィラ…」
内側から高温のお湯で溶かされたバイバニラは、ドロドロに溶けて、その場にべしゃりと音を立てて、落っこちた。これはさすがに戦闘不能でしょう。
かすみ「ふふん♪ 3匹目の準備をしてください?」
理亞「……戻れ、バイバニラ」
理亞先輩が戦闘不能になったバイバニラをボールに戻す。
理亞「モスノウ、出てきて」
「──スノォ…」
次に出てきたポケモンは、モスノウ。
しずく「かすみさん! モスノウはユキハミの進化系だよ!」
かすみ「ユキハミ……ヨハネ博士の研究所に居たやつだよね……」
『モスノウ こおりがポケモン 高さ:1.3m 重さ:42.0kg
はねの 温度は マイナス180度。 冷気を 込めた りんぷんを
雪の ように ふりまき 野山を 飛ぶ。 野山を 荒らすものには
容赦せず 冷たいはねで 飛びまわり 吹雪を 起こし 懲らしめる。』
かすみ「マイナス180度!?」
理亞「“ふぶき”!」
「スノォ…」
モスノウが“こおりのりんぷん”をまき散らしながら、“ふぶき”を発生させる。
かすみ「さ、さっむ……!!」
「サ……」
冷たいのはあくまで翅の温度で、“ふぶき”自体がマイナス180度あるわけじゃないだろうけど──それでもあの冷たい翅から繰り出される“ふぶき”は猛烈に寒い。
しかも、バイバニラが降らせた“ゆき”もフィールド全体を覆いつくすのに一役買っている。
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