953: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/14(水) 12:48:29.72 ID:A5BOh9Vw0
理亞「“ふぶき”!」
「バーニラ♪」「バニーラ♪」
かすみ「んぎゃーー!! さ、寒いぃぃぃ!!」
「ヤ、ヤブゥゥ…!!!」
かすみ「ヤブクロン、“ドわすれ”……!」
「ヤブゥ……」
寒さを忘れて凌ぎ切ります。
さ、先にかすみんがダメになりそうですけど……が、頑張る!
理亞「ボーっとしてていいの? “れいとうビーム”」
「バニーラ♪」「バニーラ♪」
それぞれの頭から“れいとうビーム”が発射され──ボーっとしているヤブクロンに直撃する。
「ヤブ──」
直撃したビームは一瞬でヤブクロンを氷漬けにしてしまう。
理亞「寒さを忘れて防ぐことが出来るんだとしても……凍らせれば関係ない」
かすみ「ぐぬぬ……」
確かにそのとおりです。あれはあくまで寒さを忘れるだけで、物理的に凍らされることを防ぐことは出来ません。
ただ、凍った状態を脱する方法も考えています……!
──ジュゥ……。
理亞「……? なんの音……?」
──ジュー……ジュゥゥゥゥ……。
何かが焼けるような音が響く。
理亞「……ヤブクロンの方……? まさか……」
かすみ「ふふん、凍らされても溶かせばいいんです! “アシッドボム”!」
「──ヤブクゥ…」
寒さは“ドわすれ”で防いで、凍らされても落ち着いて“アシッドボム”で溶かす!
完璧です!
あとはゆっくり“どくガス”なりなんなり、体力を削る手段で──
理亞「“ぜったいれいど”」
「バニーラ♪」「バニーラ♪」
──パキリ……と音を立てながら、ヤブクロンが氷漬けになった。
かすみ「んなぁ!?」
理亞「“ぜったいれいど”は命中率が低い技だけど、動かない相手にはさすがに当たる」
かすみ「やややや、ヤブクロン!! “アシッドボム”で溶かしてぇ!?」
理亞「無理。“ぜったいれいど”は一撃必殺。“アシッドボム”すら使えないくらいに、完全に氷漬けになって気絶してるから」
かすみ「ぅ、ぅぅぅぅぅぅ!! 戻って、ヤブクロン!!」
かすみん、ヤブクロンをボールに戻します。
あっけなく2匹目が戦闘不能に……。
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