932: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/13(火) 12:30:06.51 ID:r2gRr5pF0
「ロンゲ!!!!」
「テブッ…!!!」
が、やはりフルパワーのオーロンゲ相手だと、力負けしてテブリムが吹っ飛ばされる。
かすみ「なら……!! “マジカルシャイン”!!」
「テーーブッ!!!!」
テブリムは吹っ飛ばされながらも、激しく閃光を放って反撃。
「ロン…!!?」
暗い洞の中で急に激しい閃光が放たれたことによって、オーロンゲが一瞬怯む。
かすみ「そこです!! テブリム!!」
「テーーーブッ!!!!」
怯んだところに──テブリムが走り込み、オーロンゲの顎に向かってアッパーカットを叩きこんだ。
「ロンゲッ!!!?」
オーロンゲは体が宙を浮くほどの強烈な一撃を食らい、洞の中で倒れこむ。
「ロンゲ…!!」
まだ倒しきれていないのか、オーロンゲはすぐに起き上がるけど……確実に大きなダメージを与えたはず……!!
かすみ「この調子でもう一発……!」
さらなる追撃を加えようとした瞬間、
「ロンゲッ!!!」
オーロンゲは、髪の毛で強化した腕を──洞内の壁に思いっきり叩きつけた。
かすみ「壁に向かって“アームハンマー”……!?」
それと同時に──洞の壁が吹き飛び、それによって耐えきれなくなった樹木が倒壊を始める。
かすみ「や、やば……!?」
「カインッ!!!」
かすみんが指示するよりも早く、ジュカインが私としず子を抱きかかえ、脱出を試みる。
テブリムやゾロア、ジメレオンもジュカインの大きな尻尾にしがみついているし──お陰でどうにか、全員倒壊に巻き込まれることなく脱出が出来た。
かすみ「あ、ありがとう……ジュカイン」
「カインッ」
かすみ「そうだ、オーロンゲは……!!」
気付けば、オーロンゲの姿は見えなくなっていた。
かすみ「に、逃げられた……!」
周囲にいたギモーやベロバーたちも、樹々の影に隠れて逃げ始めている。
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