928: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/13(火) 12:26:20.62 ID:r2gRr5pF0
かすみ「まあ、構いませんよ! かすみんも好き放題やられて頭に来てるのは同じですからね!」
「テブリッ!!」
かすみ「テブリム! 一緒にギモーたちをぼっこぼこのけちょんけちょんにしてやりましょう!!」
「テブリッ!!!!」
テブリムが進むべき方向を指差して教えてくれる。
かすみ「こっちにいるんですね! 行きますよ!」
「テブッ!!!」
さぁ、好き放題やってくれたギモーたちに反撃開始ですよ……!!
💧 💧 💧
しずく「……むー……!! むー……!!」
激しく抗議の意思を表してみる、
だけど、
「…ロン」
私を拘束しているこの黒い髪は全く力を緩めようとしない。
私を捕えているのは──ベロバー、ギモーの最終進化系である、オーロンゲだ。
森の光るキノコに誘われて、かすみさんが私の近くを離れた直後だった。
森の奥から伸びてきた髪の毛に、手足を絡め取られ、
しずく『な、なに……!? かすみさ──むぐっ……!』
声をあげる前に、口も髪で塞がれて──
しずく『むー……! むー……!!』
森の奥に引き摺りこまれた。
しずく「……」
ベロバーとその進化系たちは、人のマイナスエネルギーを餌とするポケモンだ。
恐らくこうして近くを通った人間やポケモンを捕まえて恐怖を与えることで、自分たちの糧としているのだろう。
たぶん、かすみさんを光るキノコで引き付けて、私と引き離したのも、ギモーの悪知恵だと思う。
そうすれば、恐怖に怯える私と、私がいなくなったことで焦ったり不安になるかすみさんからもマイナスエネルギーを奪えて一石二鳥というわけだ。
ただ、誤算があるとしたら──
「ロンゲ…」
私を至近距離で睨みつけてくるオーロンゲ。
それもそうだろう。私が全然怯えないからだ。
しずく「……むー……」
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