922: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/13(火) 12:14:59.85 ID:r2gRr5pF0
かすみ「ま、また盗まれた……」
「ガ、ガゥ…」
そして、気付けば、さっきゾロアと戦っていた個体もいなくなっている。
かすみ「あーーーもーーー……!! なんなのこの森ーーーー!!!」
かすみんの叫びは虚しくも霧の森に呑み込まれていく……。
👑 👑 👑
かすみ「もうやだ……早くこの森から出たい……」
「ガゥゥ…」
しず子もいなくなっちゃったし……またかすみんのお宝も奪われて……。
そういえば、さっきのポケモン……図鑑で調べてみたら、どうやらベロバーというポケモンらしい。
『ベロバー いじわるポケモン 高さ:0.4m 重さ:5.5kg
常に 舌を 出している。 民家に 忍びこみ 盗みを
働き さらに 悔しがる 人や ポケモンの 発する
マイナスエネルギーを 鼻から 吸い込み 元気になる。』
かすみ「つまり、かすみんを悔しがらせて食事をしてた……ってことだよね」
まんまとしてやられたのが悔しくてたまらないけど、ここで悔しがると、それを餌にされるらしい。
それは癪だ……。
かすみ「早くしず子を見つけて、この森……脱出しなきゃ……」
「ガゥゥ…」
ゾロアと一緒に霧の森の中を彷徨っていると──急に霧が薄くなってきた。
かすみ「こ、今度はなにぃ……?」
もうこの得体のしれない森にうんざりしてきた。
今度は何かと身構えながら、周囲を伺う。
かすみ「……? ここだけ、霧が晴れてる……?」
どうしてかはわからないけど、かすみんはちょうど球状に霧が晴れている空間に入り込んでいたようだった。
まるでバリアで霧の侵入を阻んでいるような……そんな不思議な空間。
ただ、その空間内にあるのは、相も変わらずここまで見てきたのと同じような樹と……中心に光る大きなキノコがあるだけ。
かすみ「……? なんで、ここだけ……?」
首を捻りながら、中心にある光るキノコへと歩を進めると──キノコの下から、小さな何かが飛び出してきて、
「ミ、ミブーー!!!!」「ミブリーーー!!!!」
かすみ「わ……!?」
鳴き声をあげながら、逃げていく。
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