919: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/13(火) 12:11:46.27 ID:r2gRr5pF0
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かすみ「……おかしい」
どれだけ待てども、しず子は一向に戻ってこなかった。
テントの設営もすっかり終わっちゃったし……。
かすみ「しず子が何も言わずに、こんなに戻ってこないなんて考えられない……やっぱ何かあったとしか……」
でも音もなく消えちゃうなんてことあるのかな……。
あまりに霧が濃すぎて、帰り道を見失っちゃったとか……?
しっかりもののしず子に限って、そんなことあるかな……。
かすみ「とにかく、探さなきゃ……!」
ここで考えていても仕方ありません。
しず子に何かあったなら、かすみんが見つけないといけないし、道に迷ってるんだとしても、探さなくちゃ!
かすみ「……そうだ、図鑑!」
図鑑のサーチ機能を思い出して、図鑑を取り出し、ぽちぽちと操作する。
かすみ「えーっと……確か、こうしてこうして……あ、出た!」
しず子の図鑑の位置を検索すると──それはすぐ傍に表示された。
かすみ「……? なんだ、思ったより近くにいるじゃん……」
表示された場所は本当にすぐ傍だった。たぶん2mも離れていない。
テントの場所から、少し森の方へ歩いた方向……。
深い霧の中、しず子の図鑑が表示されている位置に一歩ずつ歩を進めていく。
かすみ「……ここだ」
図鑑の表示の真上に立つ。……だけど、しず子の姿はどこにもなかった。
かすみ「しず子ー! どこー?」
「ガゥガゥー!!」
その場でキョロキョロと辺りを見回しながら探していると──足に何かが当たった。
かすみ「ん……?」
屈んでそれを確認してみると──
かすみ「……!? これ、しず子のバッグ……!?」
「ガゥガゥ!!」
それはしず子が使っていた、バッグだった。
そして、そのバッグから少しだけ離れたところに──赤い布切れが見えた。
近寄って確認してみると──
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