906: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/12(月) 14:16:42.71 ID:ropYqdR40
侑「私はここだよ!! ドロンチ!!」
リナ『侑さん!?』 || ? ᆷ ! ||
私は挑発するように、声を張り上げる。それと同時に腰のボールに手を掛けながら、前に飛び出す態勢を取る。
直後──
「──ローンチ」
背後から、ドロンチの鳴き声と共に──私は背後から大きな尻尾を叩きつけられ、吹き飛ばされた。
侑「ぐっ……」
強い衝撃に、思わず声が漏れる。でも、私は手に掛けたボールを放って手持ちを出す。
侑「ニャスパーっ! “テレキネシス”!!」
「──ニャー!」
ニャスパーはボールから飛び出すと同時に、私の身体を浮き上がらせ、それによって落下の衝撃をゼロにする。
侑「いっつつ……」
リナ『侑さん、大丈夫!?』 || ? ᆷ ! ||
侑「う、うん……後ろから攻撃してくることはわかってたから、どうにか……」
“ゴーストダイブ”は相手の背後を取って死角から攻撃することが多い技だ。
背後から来るとわかっていれば、前に向かって飛びながら当たって、“テレキネシス”で床や地面に叩きつけられないようにすれば、大方の衝撃を殺せる。
……と、言ってもさすがポケモンのパワーなだけあって、結構痛い。
どうにか、起き上がって振り返ると──
「ローンッ…!!!」
相変わらず、ドロンチが不機嫌そうに鳴いている。
侑「でも……これだけやった甲斐はあったよ。ね、イーブイ!」
「ブイ!!」
「ロン…?」
吹き飛ばれたのに、何故か得意げな私たちを見て、ドロンチが首を傾げた──直後、ドロンチの足元から、太い樹が地面から飛び出し、
「ロンッ!!!?」
それはドロンチを巻き込みながら成長し、洞窟内の天井に叩きつけた。
ドロンチを天井に押し付けながらも、樹はどんどん成長し、蔦と枝に絡め取っていく。
「ロ、ローン…」
侑「そうなったら、もう身動き取れないよね!」
「イブィ♪」「ワッシャ♪」「ニャー」
「ローン…」
リナ『この樹……もしかして、“すくすくボンバー”!?』 || ? ᆷ ! ||
侑「うん。ドロンチが“ゴーストダイブ”で消えた瞬間、足元に仕込んでおいたんだ」
「イブィ♪」
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20