904: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/12(月) 14:14:48.07 ID:ropYqdR40
ドロンチとイーブイの姿をすぐに見つけることが出来た。
侑「いた……!」
ドロンチはイーブイを頭の上に乗せたままで──尻尾で器用に“きのみ”を持ち上げながら、それを自分の頭の上に置く。
目の前に現れた“きのみ”を見たイーブイは、
「ブ、ブィィ…」
警戒しているのか、食べたりはせず、ふるふると首を振っている。
侑「あれ……何してるんだろう……?」
リナ『たぶん……イーブイのお世話をしてるんだと思う……』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「……なるほど」
さすが、“せわやくポケモン”というだけはある……。
ただ、部屋の中に落ちている“きのみ”は、“ナナシのみ”や“パイルのみ”と言った、すっぱい“きのみ”ばっかりだ。
それはイーブイの好きな味じゃない。
私はイーブイのお世話をしている、ドロンチの前に出る。
侑「……ドロンチ」
「ロン?」
侑「イーブイを返してくれないかな。その子は私の相棒なんだ」
「ロン」
でも、ドロンチは首を横に振る。
まあ、奪っていくようなポケモンに説得しようとしてもダメかな……。
侑「……イーブイ、戻っておいで」
「イブィ…!!」
私が呼び掛けると、イーブイはドロンチの頭の上から、私の方に向かって飛び跳ねる。
だけど──
「ローンチ」
「ブイ!?」
ドロンチは尻尾を伸ばして、イーブイを捕まえ──再び自分の頭の上に乗せてしまう。
リナ『返す気はないみたい……』 || ╹ _ ╹ ||
侑「みたいだね……」
出来れば、話し合いで解決したかったけど……。
侑「ワシボン、出てきて!」
「──ワッシャァ!!!」
「ローンチ…」
侑「言うこと聞いてくれないなら、力ずくで返してもらうよ! ワシボン、“ダブルウイング”!!」
「ワッシャァ!!!」
ワシボンが飛び出し、ドロンチに向かって、両翼を叩きつける。
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