902: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/12(月) 14:13:39.26 ID:ropYqdR40
侑「確かに、これはすごいかも……」
「ブイィ♪」
さらにこれが七色に光るんだと想像するだけで──なんだか、ときめいてきた。
リナ『ここで歩夢さんと合流しよう。歩夢さんにここの座標を送っておくね』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「うん、お願い」
ここで歩夢を待つわけだけど……もうかなり日も暮れているだろうし、そろそろ夜の虹の時間になっちゃうかな……?
私たちのせいで、湖畔の夜空は見られるか怪しいけど……せめて、夜の虹は歩夢と一緒に見たいな……。
歩夢が来るまで、夜の虹が視界に入らない場所で待っていようかな……などと考えていた、そのとき──トントンと肩を叩かれた。
侑「? リナちゃん、どうかしたの?」
私が振り返ると、
「メシヤァ〜〜〜〜〜♪」
侑「わぁーーーーっ!!?」
「ブイッ!!?」
目の前に急にポケモンが現れて、思わず声をあげながら尻餅をつく。
侑「え、な、なに……!?」
「ブイ…?」
「メシヤ〜〜〜♪」
そのポケモンは私が驚いている姿を見ると、満足げに笑い、飛び去ってしまう。
侑「い、いつの間に私の背後に……?」
気配とかも何もしなかったし……ホントに急に現れた気がするんだけど……。
リナ『今のは、ドラメシヤだね』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「ど、ドラメシヤ……?」
先ほど見たポケモンの名前は、ドラメシヤと言うらしい。
緑色のボディに、特徴的な角と、ニョロッとした尻尾を生やして、空を飛んでいた。
いや、飛んでいた……というか──
「メシヤ〜〜」「ドラメシ〜」「メシヤ〜〜〜」
気付けば、この空間内がドラメシヤだらけだった。
侑「わ、わぁ!? な、なにこれ!?」
「ブ、ブイ」
リナ『確かにここはドラメシヤの生息地だけど……これだけ大量発生してるのは珍しい』 || ╹ᇫ╹ ||
リナ『ドラメシヤ うらめしポケモン 高さ:0.5m 重さ:2.0kg
古代の 海で 暮らしていた。 ゴーストポケモンとして
よみがえり かつての すみかを さまよっている。 1匹では
非力だが 仲間の 協力で 鍛えられ 進化して 強くなる。』
そういえば、さっきもここは、大昔に海だったって言ってたっけ……。
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