9: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/10/30(日) 00:29:23.82 ID:QLy5TvuG0
🎹 🎹 🎹
服を着替えて、バッグの中身を確認。忘れ物は……ない!
侑「よし!」
準備万端! 私が元気よく立ち上がると、
歩夢「あ、待って侑ちゃん。髪跳ねてるから」
言いながら歩夢が、跳ねた髪を直してくれる。
歩夢「……うん! もう大丈夫だよ!」
侑「ありがと、歩夢!」
今度こそ、出発だ!
侑「歩夢、行こう!」
歩夢「うん」
歩夢は頷きながら、私の部屋のベランダにたたたっと走って行き、
歩夢「サスケ! おいで!」
隣の部屋──歩夢の部屋に向かって声を掛ける。すると、
「シャー」
紫色のヘビポケモンがベランダの柵を伝って、そのまま歩夢の腕に巻き付くように登る。
侑「サスケ、おはよう」
「シャボ」
私が声を掛けると、サスケは歩夢の肩まで登りながら、鎌首をもたげ、私に向かって鳴き声をあげる。
歩夢「ふふ♪ サスケもおはようって言ってるよ♪」
「シャー」
侑「サスケ、連れてくんだね?」
歩夢「うん。サスケが一番仲良しだから、旅に行くなら一緒がいいなって思って♪」
「シャー」
侑「サスケがいるなら頼もしいね! よろしくね、サスケ!」
サスケはまるでタオルを首に掛けるかのように、歩夢の両肩に細長い体を乗せて、大人しくなる。ここがサスケの定位置だ。
ちなみにこのサスケというのは、ヘビポケモンのアーボのニックネームだ。
私たちが小さい頃から、歩夢と一緒に住んでいる幼馴染ポケモンってところかな。
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