898: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/12(月) 14:10:06.41 ID:ropYqdR40
侑「思ったよりも歩きづらい……」
リナ『この辺りは野生のイワークが地中を掘り進んでるから、イワークの通った後の地面が盛り上がって凸凹になることがあるらしいよ』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「へー、イワークがいるんだ」
リナ『クリスタルレイクの地下にはイワークが掘って出来た洞窟があるんだよ』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「あ、もしかして……クリスタルケイヴ?」
リナ『正解! リナちゃんボード「ぴんぽーん!」』 ||,,> ◡ <,,||
クリスタルレイクの地下には、大きな洞窟があるというのは有名な話だけど……イワークが掘ったものだったんだ。
リナ『だから、たまに丘の上まで顔を出すイワークを見られるらしいよ。基本は地下を掘り進んでるから、丘の上で会えるのは稀だけど』 || ╹ 𝅎 ╹ ||
侑「せっかくだから、出て来てくれないかな……!」
リナ『イワークにとっては地中を掘り進むのは食事みたいなものだからね。狙って会うのはなかなか難しいかも』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
イワークは土や岩石を食べるポケモンだから、食べ進んでいる間に、地上に出て来てしまうということらしい。
──そこでふと思う。
侑「イワークが顔を出した場所って、穴になってるのかな?」
あの太い、いわヘビポケモンが顔を出したら、そこはきっと大きな穴っぽこになるよね……?
リナ『うん。その穴がクリスタルケイヴへの入り口になるんだよ。丘の上から入る人は滅多にいないけどね』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「確かに、地下からここまで上ってきた穴だと、すごい勾配になってるだろうしね……」
もはや縦穴みたいになってるかもしれない……。
リナ『……あ、侑さん。歩夢さんからメッセージ。シチュー出来たって』 || > ◡ < ||
侑「やった♪ すぐ戻らないとね! イーブイ! 戻るよー!」
「イブイ」
私が呼び掛けると、水辺で遊んでいたイーブイが私のもとへと駆け出してくる。
私もイーブイを迎えに歩き出す。
──さて、ここは非常に凸凹した地形になっているためか、起伏に隠れて見えづらくなっているものがある。
それは──穴だ。イワークが顔を出したために出来た……大きな縦穴。
角度的に、私にも今の今まで全く気付けなかった位置に、大きな穴が空いていた。そして──それは、今まさにこちらに向かって駆けてくる、イーブイの進路上にあった。
侑「……!? イーブイ、ストップ!?」
「ブイ?」
イーブイが私の声に気付いて、ブレーキを掛け──ギリギリ、穴の手前で止まってくれた。
侑「せ、セーフ……」
あのままだと絶対に落っこちていたに違いない。早く迎えに行ってあげないと……。
私は穴を迂回するように、駆け出す。
そんな私の姿を見て、自分の行き先に何かがあることに気付いたイーブイは、自分の足元を覗き込むようにして、身を乗り出す。
「ブ、ブィィ!!?」
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20