侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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851: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/10(土) 16:10:57.23 ID:hRdoaDre0

そう言いながら、リナさんの視線が私の傍らのキルリアに向けられる。


 「キルゥ…」


気付けば、キルリアはぶるぶると震えていて……次の瞬間、カッと眩い光を放つ。


歩夢「これって……!」

侑「進化の光だ……!」


光が晴れると──


 「──…サナ」


キルリアはサーナイトに進化していた。


しずく「サーナイト……」

かすみ「わ、やったじゃん、しず子!」

しずく「…………」

かすみ「……しず子? どうしたの?」

しずく「……え?」

かすみ「なんか反応薄いよ? サーナイト、前から欲しかったって言ってたのに……」

しずく「あ、う、うぅん! 嬉しいよ! 新しい姿にちょっと感動してただけ!」
 「サナ」

しずく「サーナイト、これからもよろしくね!」
 「サナ」


サーナイトは恭しく頭を下げる。


リナ『サーナイト ほうようポケモン 高さ:1.6m 重さ:48.4kg
   未来を 予知する 能力で トレーナーの 危険を 察知したとき
   最大 パワーの サイコエネルギーを 使うと 言われている。
   空間を ねじ曲げ 小さな ブラックホールを 作り出す 力を 持つ。』


リナさんの図鑑解説を聞きながら、


侑「わかるよ、しずくちゃん! 新しいポケモンを見ると、なんか言葉失っちゃうよね!」


侑先輩が目を輝かせながら、私の手を握ってくる。


しずく「は、はい……」

リナ『侑さんはちょっと感動しすぎなところあるけど』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
 「ブイ…」

しずく「あ、あはは……」



呆れ気味なイーブイとリナさんを見て、苦笑してしまう。

そのとき、突然、


かすみ「──つめたっ!」


かすみさんが、声をあげた。

空を見上げると──パラパラと雨の粒が降り始めたところだった。



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