850: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/10(土) 16:10:14.59 ID:hRdoaDre0
しずく「ふふっ、ジメレオンは頭脳戦が得意なんですよ」
かすみ「……はぇ?」
明後日の方向に飛んでいたはずの水のボールは──急に空中で軌道を変えた。
侑「空中で動きが変わった!?」
「スバッ!?」
急に変化したボールの動きに対応出来ず、水のボールがオオスバメに炸裂し、驚いたオオスバメはバランスを崩す。
しずく「今度こそ、ストレートで決めるよ!」
「ジーーメッ!!!!」
ジメレオンは用意していた2球目を、オオスバメに向かって、投球し、
「ス、スバァーーーッ!!!?」
剛速の水球は先ほどよりも強い威力で炸裂する。
オオスバメは弾けた水の塊に吹き飛ばされて、戦闘不能になった。
しずく「やったね、ジメレオン♪」
「…ジメ」
かすみ「ちょっと、しず子、今何したの!? ボールが空中で変な動きしたけど……!?」
しずく「ふふっ♪ 上空に吹いていた風を利用しただけだよ♪」
歩夢「もしかして……フラエッテの“ようせいのかぜ”?」
しずく「はい♪ 使わせていただきました♪」
すでに空中で吹いていた“ようせいのかぜ”にジメレオンの水球を乗せ、軌道を変えて攻撃を当てたということだ。
ジメレオンは水のボールを使って、相手を追い詰めていくのが得意なポケモン。
うまく意表を突く展開で、ジメレオンの良さが生かすことが出来た。
侑「とりあえず……これで、野生のポケモンは落ち着いたかな」
かすみ「ですねぇ……ちょっと、疲れましたぁ……」
歩夢「一度にたくさん出てきて、びっくりしちゃったね……」
しずく「それに1匹1匹が、今まで戦ったきた野生のポケモンより強かった気がします……」
リナ『オトノキ地方は北側の方が野生のレベルも高いからね』 || ╹ᇫ╹ ||
先ほどから、こんな感じで何度も野生ポケモンの群れと出くわしている。
こちらも4人いるので、負けることはないが……何度も戦いながらのため、いかんせん進みが遅い。
かすみ「“むしよけスプレー”でも買っておけばよかったですぅ……」
歩夢「私は……“むしよけスプレー”はあんまり好きじゃないかも……。ポケモンが可哀想だし……」
かすみさんの言葉に遠慮がちに言う歩夢さん。
侑「私はみんなで戦いながら進むのも楽しいけどな〜。みんなのポケモンが戦う姿も見られるし!」
リナ『それに、強い相手と戦うのは悪いことばっかじゃないからね』 || ╹ ◡ ╹ ||
かすみ「そうなの?」
リナ『経験値がたくさんもらえる。その証拠に、ほら』 || ╹ 𝅎 ╹ ||
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