799: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/07(水) 12:28:35.28 ID:0Ok5BWPG0
振り下ろされる、陽光剣が──水塊にぶつかる。
みずタイプのエネルギーと太陽のエネルギーがぶつかり合う。
かすみ「いっけぇぇぇぇぇ!!!」
「カーーーイーーーンッ!!!!!!」
太陽の熱が、重く分厚い水の砲弾を、斬り裂いていく。
かすみ「ああああああっ!!!!」
「ジュカァァァァイッ!!!!!!」
大きく眩く伸びた光剣が──水塊を真っ二つに切り裂いた。
かすみ「やったっ……!!」
割れた水塊の先には──カメックス。
「ガメーーッ!!!!」
今まさに、目の前に降り立とうとするジュカインに対して──カメックスはガパッと口を開けた。
曜「カメックスは──口からも水を出せるよ」
最後の最後で、曜先輩が隠し持っていた──まさかの4門目。
今しがた使ったジュカインの“ソーラーブレード”は……強力な水塊と相殺しきって、もう輝きを失っていた。
「ガーーーメェッ!!!!!」
カメックスの口から放たれる──“ハイドロポンプ”が自由落下中のかすみんたちに向かって飛んでくる。
もう、太陽の剣は消えてしまった。
──……右腕のは……!
かすみ「“ソーラーブレード”ォ!!!!!」
「カィィィィンッ!!!!!!!」
ジュカインは左腕に宿した太陽の光を──振り下ろした。
曜「!!」
カメックスの最後の“ハイドロポンプ”を斬り裂きながら──ジュカインは中央の浮島に、ダンッ!! と音を立てながら着地した。
かすみ「はぁ……はぁ……っ……!!」
左腕の陽光剣で──カメックスを縦に一閃しながら。
フィールドが静寂に包まれる。
かすみ「……カメックスに口があるなら……ジュカインにも両腕があるんですよ……!!」
「ガ…メ…」
カメックスが目の前で、崩れ落ちた。
かすみ「ぜぇ……はぁ…………これが……かすみんたちの……実力です……!!」
「ジュカィィィンッ!!!!!」
曜「……は、はははっ!! かすみちゃん、すごい!! まさか、メガカメックスが真正面から負けるなんて、思ってなかったや!!」
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