798: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/07(水) 12:28:00.18 ID:0Ok5BWPG0
曜さんがカメックスの名を呼ぶと、カメックスは前傾姿勢になって、砲を海面に向ける。
曜「水の中でも関係ない……! 全部吹っ飛ばす!!」
さらなる追撃の姿勢を取る。
しずく「かすみさん……!」
私は思わず両手を合わせて祈ってしまう。どうにかかすみさんに逆転の一手を……!
侑「しずくちゃん、大丈夫」
しずく「侑先輩……」
侑「かすみちゃんを信じよう」
しずく「……はい」
私は息を整えてから──かすみさんに届くように、
しずく「かすみさーん!! 頑張ってー!!」
海に向かって叫んでみる。
どうか……かすみさん……!
その声に応えるかのように──急に海面が盛り上がり、ザパッと音を立てながら、ジュカインの背中にしがみついたまま、かすみさんが飛び出してきた。
しずく「かすみさん……!!」
ジュカインはその腕に、光を蓄えて……!!
👑 👑 👑
かすみ「行くよ!! ジュカインッ!!」
「ジュカイッ!!!!」
曜「飛び出してきた!! カメックス!! 照準を上空に!!」
「ガメェッ!!!!」
3門のキャノン砲に集束された、みずのエネルギーが今まさに、こちらに向かって撃ち出されようとしているところだった。
それに対抗するように、ジュカインが右腕を振り上げる。
かすみ「曜先輩!! カメックス!! 勝負です!!」
小細工なしの最後の戦い……!!
曜「“ハイドロポンプ”!!」
「ガーーーーメェッ!!!!!!!!!」
3門から同時に発射され、集束して襲い掛かる水砲。
かすみ「“ソーラーブレード”!!」
「ジュカーーインッ!!!!!」
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20