侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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796: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/07(水) 12:26:42.57 ID:0Ok5BWPG0

勝ちを確信したそのとき、


曜「なるほどね……。じゃあ、こっちも本当に切り札、使わせてもらうよ……!」


そう言って、曜先輩はシャツの中から、イカリを模したようなネックレスを取り出した。

その中央には──キラリと光る珠が嵌め込まれていた。


かすみ「!? あ、あれってまさか……!?」

曜「カメックス──メガシンカ!!」
 「ガメェーーー!!!!!」


カメックスが眩い光に包まれる。

そしてその光の中から──


 「ガーーメェッ!!!!!」


両腕に2本のアームキャノン、そして背中に一際大きなキャノン砲を背負った姿で現れる。


かすみ「め、めめめ、メガシンカを使うなんて聞いてないですよぉー!!?」


完全に予想外の展開に動揺が声に出てしまう。


しずく「かすみさーん! 5人目のジムリーダーからは、メガシンカの使用が許可されてるんだよー!!」

かすみ「だからそういうのは先に言ってってば!?」

曜「さぁ、行くよ! カメックス!!」
 「ガーーーメッ!!!!」


曜先輩の掛け声と共に、メガカメックスの3門の砲全てがこちらを向く。


かすみ「や、やばっ!!」

曜「“ハイドロポンプ”!!」
 「ガーーーメェッ!!!!!」


指示と同時に、3つの水の塊がかすみんたちに向かって猛スピードで飛んでくる。

受ける前から、直感でわかった。この攻撃は防ぎきれない。


かすみ「ジュカインッ!! “みきり”!!」
 「カインッ!!!!」


背後に向かって、飛び退くジュカイン。だけど、メガカメックスの攻撃力はかすみんの予想を遥かに超えていて──

着弾と共に、爆発に近い衝撃と共に──浮島ごと吹き飛ばされた。


かすみ「っ……!!」



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