794: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/07(水) 12:25:31.20 ID:0Ok5BWPG0
曜「まさか、これ……“グラスフィールド”!!?」
かすみ「そのとおりです!! 技を捌きながら、フィールドを展開してたんですよ!!」
「プトォルッ!!!!」
力強い緑のフィールドは、浮島だけでなく、ラプラスの作った分厚い氷の上にも緑の絨毯を広げ──ラプラスまで繋がる道を作り出していた。
そして、この緑の絨毯の上でだけ使える──最速の一撃がある。
曜「ま、まずい……!! ラプラス、一旦海に逃げ──」
かすみ「遅いです!! “グラススライダー”!!」
「──プトォルッ!!!!」
── 一瞬だった。
気付いたときには、草の絨毯をラプラスの背後まで滑り抜け、刃で袈裟薙ぎに一閃していた。
「キ、キュゥ…」
そして、ワンテンポ遅れて、斬り裂かれたことに気付いたかのように、ラプラスが崩れ落ちた。
侑「すっごーーーい!! 何今の!? すっごいかっこよかった!! ときめいちゃう!!」
しずく「今のは“グラススライダー”ですね。“グラスフィールド”上だと、高速の一撃になる技です」
うんうん。オーディエンスたちも魅了する、ちょーかっこいい、かすみんのエースの一撃が決まりましたね!
かすみんも会心の結果に思わず腕組みして頷いていると──
「プトォ──」
ジュプトルが光り輝きだした。
かすみ「!? ま、まさかこれって……!!」
曜「進化の光……」
ラプラスを倒して──経験値を得たジュプトルが、新たな姿に……!
「──ジュ、カイィィンッ!!!!」
かすみ「ジュプトルが進化……! 進化しました〜!!」
思わず、新しい名前を確認するために、図鑑を開く。
『ジュカイン みつりんポケモン 高さ:1.7m 重さ:52.2kg
腕に 生えた 葉っぱは 大木も すっぱり 切り倒す 切れ味。
密林の 戦いでは 無敵。 背中の タネには 樹木を 元気にする
栄養が 沢山 詰まっていると いわれ 森の 木を 大事に 育てる。』
かすみ「ジュカインって言うんだね……!」
「ジュカィンッ!!!」
凛々しくなって……キモリからこうして成長してきたことを考えると、なんだか目頭が熱くなってきちゃいます……。
かすみ「さぁ、曜先輩! 最後のポケモンを出してください! かすみんとジュカインがスパッとやっつけちゃいますから!!」
「ジュカィンッ!!!」
曜「ふふ、言うねかすみちゃん! 私も最後はエースポケモン。負ける気なんてないよ!」
曜先輩がそう言いながら繰り出した最後のポケモンは──
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