786: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/07(水) 12:21:00.88 ID:0Ok5BWPG0
しずく「き、きゃぁぁぁ!!?」
侑「す、すごい迫力だぁぁぁぁ♪」
「ブ、ブィィ…」
リナ『退避退避ぃ〜!?』 || ? ᆷ ! ||
観戦席の方からも悲鳴が聞こえてくる。
いや、なんか一人歓声だった気もするけど……。
かすみ「はぁ……はぁ……」
「タィーン」
気付けば、かすみんをここまで連れて来てくれたマンタインが足場代わりになってくれていた。
かすみ「あ、ありがとうマンタイン……」
「タィーーーン」
マンタインはかすみんを浮島に戻すと、再びフィールドから離れていく。
ヤブクロンは……と海を見渡すと、少し離れたところで、
「ヤ、ブゥゥゥ…」
大量の水波を叩きつけられ、戦闘不能になった状態でぷかぷか浮かんでいるところだった。
かすみ「戻って、ヤブクロン」
ヤブクロンをボールに戻す。
曜「あはは♪ すごいでしょ、私のホエルオー」
曜先輩がけらけらと笑いながら言う。
かすみ「や、やりすぎですよ……」
曜「ごめんごめん♪ バトルに出してもらえることなんて滅多にないから、張り切っちゃったみたいでさ。ね、ホエルオー」
「ボォォォォォォォォ」
そりゃ、このサイズで、しかも地上で出せないポケモンとなると、バトルに出て来ることなんて滅多にないでしょうね……。
曜「でも、安心して! 何かあってもマンタインがかすみちゃんたちの身の安全は保証するから!」
かすみ「それは、安心ですね……」
気付けば観客席の方にも、波を回避した侑先輩たちが戻ってきていた。
侑「ねぇ、今のすごかったね!! あんな大迫力、間近で見られるなんて!! 完全にときめいちゃった!! もう一度やってくれないかな!?」
しずく「わ、私は……遠慮したいです……あはは……」
リナ『ポケモン好きもここまで来ると、ちょっと怖い』 ||;◐ ◡ ◐ ||
もう一度やられるなんて、シャレにならない……。
となると、次使うのは──
かすみ「サニーゴ! お願い!」
「──……サ」
曜「ガラルサニーゴ! 珍しいポケモン持ってるね、かすみちゃん!」
とりあえず、あんなバカみたいな“とびはねる”からの“なみのり”攻撃を食らっていたら、試合にならない。
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