侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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785: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/07(水) 12:20:25.69 ID:0Ok5BWPG0

かすみ「外野! うるさい!!」

曜「あはは、確かに私はそういうので戦うよりも──真っ向から戦った方が向いてるかも」


曜先輩はそう言いながら──後ろに向かって2匹目のポケモンの入ったボールを放り投げる。

すると──


かすみ「……!?」


曜先輩の背後に巨大な壁が出現する。

いや、壁じゃない……あれは……!?


曜「行くよ、ホエルオー!!」
 「ボォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!」


壁に見えていたのは──あまりにも巨大な体躯を持ったポケモンだった。

ホエルオーは出て来るや否や、海に潜っていく。


かすみ「で、でっか……!? なにあれ!?」

リナ『ホエルオー うきくじらポケモン 高さ:14.5m 重さ:398.0kg
   見つかった 中では 最大級の ポケモン。 大海原を ゆったりと
   泳ぎ 大きな 口で 一気に 大量の エサを 食べる。 獲物を
   追い立てる ために 水中から ジャンプして 水しぶきを あげる。』

しずく「ホエルオー……!」

侑「うっわぁーー!! 私、実物のホエルオー見たの初めて!!」
 「ブ、ブィィ」


侑先輩が目をキラキラさせているのが、振り返らなくてもわかりますけど……あれは敵……。


かすみ「というか、あんなの倒せるんですか……!?」

曜「ふふ、それはかすみちゃん次第だよ……!」


曜先輩がすっと腕を真っすぐ振り上げると──海面が急に盛り上がっていく。


かすみ「!?」

曜「ホエルオー!! “とびはねる”!!」
 「ボォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!」


海中から、大量の水を巻き上げながら──ホエルオーが飛び出した。


かすみ「と、とんで……!?」


その体躯からは想像出来ないくらいに、明確に跳んでいた。宙にいた。

思わず、呆気に取られてしまった。

そんな巨体が海に落ちてきたら、どうなるかなんて、考えるまでもなく──


曜「“なみのり”!!」


巨大な波が一気にかすみんたちに向かって押し寄せてきた。


かすみ「ぎゃーーー!!?」
 「ヤ、ヤブゥ!!!?」


逃げ場なんてどこにもなく、かすみんはヤブクロンともども、巨大な波に押し流されて海に放り出される。



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