764: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/06(火) 13:44:34.78 ID:hNufaooJ0
🎀 🎀 🎀
──セキレイを東に抜けて、しばらく9番道路を歩いた先、
歩夢「見えてきたよ!」
気持ちが逸っていたのか、自然と少し前を歩いて、先導するような形になっていた私は、侑ちゃんとかすみちゃんを振り返りながら、前方を指差す。
そこには──色とりどりの花が、ずーっと先まで広がっている光景。
侑「うわぁ〜! 久々に来たけど、やっぱすごいね!」
「ブィ〜〜!!!」
歩夢「うん!」
ここが、セキレイの東にある大きなお花畑──太陽の花畑だ。
かすみ「かすみんはちょっと前に来たんですけど……そのときとなんかちょっと違うかも?」
「ガゥゥ?」
歩夢「ちょうど開花時期のお花もあるからだと思うよ♪ この時期は、一番咲いてるお花の種類が多くて綺麗なんだ♪」
かすみ「へーそうなんですね! 前来たときは、コソ泥さんを追いかけてて、ゆっくり見る暇もなかったけど……こうしてみると、やっぱり絶景ですね!」
歩夢「うん!」
まさに花の絨毯と言っても差し支えない光景を目の当たりにしながら、
歩夢「みんな、出てきて!」
みんなをボールから出す。
「バースッ!!」「マホイ〜♪」「タマァ…」
エースバーンは一面に広がる風景に目を丸くしていたけど、
「バスッ♪」
ご機嫌になって、花畑を駆け出す。
進化した今でも、走り回るのが大好きみたい。
「マホ〜♪」
マホイップは、近くにあるお花に近付いて、匂いを嗅いでいる。
「マホ〜♪」
歩夢「ふふっ♪ いい匂いするよね♪」
マホミルの頃から、甘い匂いが好きだったマホイップも、ニコニコしながら、あっちこっちの花の匂いを嗅いでいる。
ただ、そんな中、
「タマ…」
タマザラシは私の足元から離れようとしない。
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