763: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/06(火) 13:43:59.75 ID:hNufaooJ0
■Chapter039 『歩夢と桃色の花』 【SIDE Ayumu】
歩夢「──ん〜……! 今日はぽかぽかしてて、気持ちいいね〜……」
侑「こうぽかぽか陽気だと眠くなってくる……」
「ブイ…」
歩夢「ふふ♪ 確かに、お昼寝したくなっちゃうね♪」
眠そうな侑ちゃんとイーブイを見て、くすくすと笑ってしまう。
リナ『今日は一日中晴れだと思うよ! お散歩日和になってよかったね、歩夢さん!』 || > ◡ < ||
歩夢「うん♪」
私たちは今、セキレイの街を東にある9番道路方面に向かって歩いているところ。
まだ午前中だと言うのに、今日はぽかぽかとした、まさにお散歩日和な日だ。
二人で歩き慣れたセキレイの街を進んでいると、
かすみ「──侑せんぱ〜い! 歩夢せんぱ〜い!」
「ガゥガゥ♪」
かすみちゃんの呼ぶ声が聞こえてきて振り返る。
侑「おはよう、かすみちゃん」
歩夢「おはよう♪」
かすみ「おはようございます! って、あー! 歩夢先輩、なんですかなんですか、その新しい髪飾り! めっちゃ可愛いじゃないですかぁ〜!」
歩夢「あ、これ……えへへ、実は昨日、侑ちゃんに貰ったんだ……///」
かすみ「えー!? ずるいずるい! 侑先輩、かすみんにはプレゼントないんですかぁ〜!?」
侑「あ、えーっと……ごめん。かすみちゃんの分はちょっと用意してないや……」
かすみ「えー……むー……まあ、いいですけど。その代わり、今日のジム戦の応援、全力でお願いしますね」
侑「あはは、それなら任せて!」
というわけで、私たちはこれからサニータウンへ向かうために、セキレイシティを東に進んでいきます。
そしてその途中には──太陽の花畑がある。
私はこの太陽の花畑をすごくすごく楽しみにしている。
特に今日みたいなぽかぽか陽気な日に、あのお花畑をお散歩出来たら、きっとすごく気持ちいいに違いない。
歩夢「早くみんなに見せてあげたいな……♪」
素敵な景色を、私の大切なポケモンたちに見せてあげられるんだと思っただけで、気持ちがうきうきしていた。
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20