75: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/01(火) 14:14:13.53 ID:UaHzC7GK0
リナ『もちろん、その代わりに私はポケモン図鑑として、あなたのサポートをする。ポケモントレーナーとして旅をするなら、悪い話じゃないと思う』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「う、うーん……?」
悪い話じゃない……のかな……?
とはいえ、ヨハネ博士から託されたということは……私は博士から、リナちゃんに協力して欲しいと頼まれているのも同然のような気もするし……?
リナ『あまり反応が芳しくない。わかった、今から図鑑としての性能をお披露目する』 ||  ̄ ᨈ  ̄ ||
「ブイ…?」
リナちゃんはふわふわとイーブイに近付き、
リナ『イーブイ しんかポケモン 高さ:0.3m 重さ:6.5kg
進化のとき 姿と 能力が 変わることで きびしい 環境に
適応する 珍しい ポケモン。 今 現在の 調査では なんと
8種類もの ポケモンへ 進化する 可能性を 持っている。』
イーブイの解説を読み上げてくれる。
侑「おぉ……!」
リナ『これだけじゃない。今、イーブイが覚えている技は“たいあたり”、“なきごえ”、“しっぽをふる”、“でんこうせっか”、“すなかけ”、“ほしがる”、“にどげり”、“とっておき”』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「覚えてる技まで……!」
リナ『ポケモン図鑑だから、これくらいの機能は当たり前。リナちゃんボード「ドヤッ」』 ||  ̄ ᎕  ̄ ||
普通のポケモン図鑑と違って、自分で操作しなくても、言えば検索してくれるみたいだし……確かにこれは便利かも。
……まあ、それはいいんだけど……さっきから言っている、リナちゃんボードってなんだろう……?
あ、いや……名前はリナちゃんだし、見た目はボードだし、ある意味そのまんまかも……? 口癖みたいなものなのかな……?
かすみちゃんで言うところのそういうキャラ……的な?
侑「……というか、イーブイどんどん新しい技覚えてるね」
「ブイ…?」
やっぱり、“とっておき”は今後もあんまり多用出来ないかも……。
リナ『これで、図鑑の性能は信用してもらえたかな?』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「うん」
リナ『それじゃ、私と一緒に冒険してくれる? リナちゃんボード「ドキドキ」』 ||,,╹ᨓ╹,,||
侑「わかった。一緒に行こう」
私は首を縦に振る。
突然の出来事にびっくりしてただけで、最初から断るつもりだったわけじゃないし。
侑「これからよろしくね、リナちゃん」
リナ『よかった! こちらこそ、よろしく。……えーっと』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「そういえば、まだ名前を言ってなかったね。私の名前は侑だよ。タカサキ・侑」
リナ『侑さんだね! よろしく!』 || > ◡ < ||
──
────
──────
──と、言うわけで喋るポケモン図鑑・リナちゃんも一緒に旅に行くことになった。
リナちゃんの自己進化AIとやらが、あちこちでいろんな情報を得て進化するお手伝いをするらしいけど……。
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