744: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/05(月) 14:33:03.51 ID:6bHKz0F20
しずく「そういえば、かすみさん、まだセキレイジムに挑戦出来てなかったね……」
かすみ「忘れないでよ!!」
セキレイシティのジムは、ポケモンスクールにも近いし……あまりに地元感が強くて、すっかり忘れていた。
かすみ「今日という今日こそは、セキレイジムで曜先輩とバトルしてもらうんだもん! かすみん、5個目のバッジも絶対ゲットしちゃうんだから!」
「ガゥ!!」
かすみ「なんかそう考えたら、いち早く到着して挑戦したくなってきちゃった……! 全速力です!!」
「ガゥガゥ♪」
かすみさんが、急にペダルを全速力でこぎ始める。
しずく「あ、ち、ちょっと!? そんなに飛ばしたら危ないって!?」
かすみ「今かすみん燃えてるの! しず子も早く来ないと置いてっちゃうよ!」
そう言いながら、かすみさんはどんどん突っ走っていく。
しずく「ああもう……」
やれやれと思いながら、私も立ち漕ぎになりペースを上げて、かすみさんを追いかける。
このやる気が空回りしないといいけど……。
💧 💧 💧
──セキレイシティ。セキレイジム前。
かすみ「……何故」
ジムの前にはこんな張り紙──『現在ジムリーダー不在のため、ジムをお休みしています』。
前回来たときと同じ状態だった。
かすみ「もう〜!! なんで、曜先輩はいつもいないんですかぁ〜!!」
「ガゥゥ…」
しずく「あはは……セキレイジムって何かとジムリーダー不在なこと多いよね……」
前任のことりさんもだが、セキレイジムのジムリーダーはバトルだけでなくコンテストにも携わっているからか、不在なことが多い。
それでも、ジムリーダーとして籍を置いているのは、街の人からの支持が高いことが理由らしい。
確かに、ことりさんも曜さんも、街の人から慕われているのが一目でわかる人気者だ。
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